バイク王の若手整備士へのインタビュー!
公開日:2022.04.29 / 最終更新日:2023.06.27
今回は所長の宮城 光さんより、バイク王つくば絶版車館に勤務する2名の若手整備士、白井 佑之介さん・君山 将太さんにインタビューを行いましたのでその様子をどうぞ!
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宮城さん:早速、伺っていきたいと思います。まずは、バイクが好きだから整備士という仕事を選んだと思うのですが、何故バイク王に入社しようと思ったのですか。
白井さん:僕は車の整備の学校を卒業したのんですが、なんというか、バイクも車も好きで。導かれるようにというとかっこいいですが、勢いと感覚で決めました。
君山さん:実は僕は社会人からの転職組だったんです。仕事で整備をやっていたわけではありませんでした。
宮城さん:それならなぜバイク王を?
君山さん:元々You Tubeでつくば絶版車館を見て知っていたというのもあり、自分自身旧車が好きだったんです。それが仕事にできれば最高だなと思いました。
白井さん:僕も旧車が好きでバイクを触るのも好きでした。それでです。
宮城さん:ここは旧車の聖地とも言っていい場所じゃないですか。夢が叶ったのですね。
白井さん・君山さん:そうですね、最初から整備採用の希望だったので夢が叶いました。
宮城さん:君山さんは整備職の経験がなく中途と入社したということですが、よく整備職を受けようと思いましたね。
君山さん:仕事では整備はやっていなかったですが、プライベートでレーシングマシンのバイクをいじるのが好きで。経験と熱意はありましたので、それを買ってもらえたのではないかと思います。
宮城さん:つくば絶版車館に整備職として配属されたということで、これだけの圧倒的な台数のバイクを目にしてバイク好きにはたまらないと思うのですが、整備されたバイクを目にしてビックリしましたか?
君山さん:そうですね、これだけの台数をしっかり管理しているのもすごいと思いましたし、整備の環境が整っていると思いました。本格的に揃っている機材を見て、自分が欲しかったもの(機材)がたくさんある!と思いました。
宮城さん:なるほど、今まで家でできなかった整備がここならできる、と。
君山さん:そうです、そうです。
宮城さん:整備ブースの入口の入ってきたところにすぐサンドブラストの大きな機材とかありますもんね。白井さんは整備学校で学んだ後に就職したわけですが、印象はどうでしたか?
白井さん:学校の知識だけでは全然足りないことを痛感しました。入社してから必要なことを学ぶ日々です。
君山さん:逆に僕は独学でやっていたので、これが正式なやり方ではなかったんだ、というのを気付かされたので良かったです。
宮城さん:なるほど。それを先輩が教えてくれるわけですね。どんな風に教えてもらえるのですか?後ろからスパナがパーン!と飛んでくるようなスパルタですか?(笑)
白井さん、君山さん:(笑)ぜんぜんそんなことはないですね。すごく分かりやすく、絵に描いて教えてもらえたり。
宮城さん:そんな優しく教えてもらえるの!?はぁ〜(感心)
宮城さん:バイク王の整備を見て、ここまでやるの!?と驚いた事はありますか?
白井さん:まず最初はエンジンを開けているのを見て、その時点ですごいな、と。
宮城さん:そう!私も先程整備を見ていてびっくりしました。いとも簡単に開けてるから。
白井さん:そうですね、それが毎日、日常的に行われてるわけです。
宮城さん:君山さんはいかがですか。自分のバイクならここまでやらなかったのにお客様の納車整備でここまでやるのかと感じたことはありますか。
君山さん:白井さんと同じくエンジンですね。しかもエンジンを先輩が降ろす作業を見ていると、それが尋常じゃなく早い!とビックリしました。
宮城さん:そうですね、私も先程作業を見ていましたが、フレームに傷がつかないようにしっかりラバーを巻いて、早いながらも丁寧にやっていて驚きました。
エンジンを外すということはフレームの歪みなどをあわせて見たりするのでしょうか。
白井さん:はい、先にフレームから見ています。タイヤとシートのズレなどから調整していきます。
宮城さん:それを毎日やっているとわかってくる、と。
白井さん:体でわかってくるのもありますが、最初から先輩社員に見るポイントを教えてもらっていました。
君山さん:僕の場合は、車輛が到着する前に写真を見ておいたり年式を調べたりしておきます。その上で、実際の車輛が到着してから観察して、例えば屋外に置いたおいたのか、屋内で保管していたのか等、到着前の情報と、車輛到着後の状況と合わせて最適な整備ができるようにしています。
宮城さん:重点を置いて仕上げているのはどこですか。
君山さん:やはり足回り(エンジン)とブレーキ関係です。
お客様が乗られた時に一番影響が出ますので。
白井さん:僕はお客様に喜んでもらえるように、ということを意識しています。
君山さんが言ったとおり、足回りはもちろんですが、元々の状態を見ているので、そこからいかにビジュアル面できれいに仕上げてお渡しできるかも重要だと思っています。
宮城さん:そうですよね。エンジンとブレーキは絶対条件として、バイクをかわいがってもらうためにはビジュアルも重要な要素ですよね。
その後、自分が手掛けたバイクの新オーナーが決まり、離れていく時はどんな気持ちなのでしょう?
白井さん:寂しいけど(次のオーナーが)決まってよかったな、と素直に思います。
君山さん:そうですね、もう自分の子供みたいな感じです。寂しくもあり、でも可愛がってもらいなよと気持ちよく送り出す感覚です。やりきった状態で送り出すので。
宮城さん:なるほど、やり切っていたらもう清々しいですよね。例えば、ご自身が整備を手掛けたバイクが新オーナーの手に渡った後、半年後とかに車輛点検でまた出会う事はあるんでしょうか。
白井さん:そうですね、ちゃんと動いていて(新オーナーのお客様に)大事に乗ってもらっているな、とひそかに喜んでいます。
宮城さん:白井さんはつくば絶版車館で働き出して丸2年ということですが、これからやってみたい事などありますか。
白井さん:CB750をまだ整備したことがないので、入ってきたらぜひやってみたいですね。
大きい車体をやってみたいです。
君山さん:僕はまだ入社半年ということで国産車しか経験がないので、外車を手掛けてみたいですがどんな車種が来てもやってやるぞ、というワクワクする気持ちです。
宮城さん:なるほど。バイクの種類は数えきれないほどありますから、お二人がまだ手掛けたことがない車種を経験していけば、やった分だけ経験値とスキルも上がるのが整備という仕事で、それがやる気にも繋がっているのですね。
宮城さん:前のオーナーの方は百人百様、それぞれの想いを馳せてバイクに乗ってきて、それを次の新しいオーナーの方が引き継いで新たな歴史を刻んでいく。
その間に入る重要な仕事だと思います。これからも夢の橋渡し役として頑張ってください。
最後にお二人から皆さんへメッセージがあればお願いします。
君山さん:僕は元々整備学校に通っていませんし、整備の仕事自体の経験もない状態から転職しました。でも30歳手前で奮起して行動を起こしたからこそ、好きな仕事をするという夢を掴むことができたと思っています。
ですので、整備士になりたいという夢をあきらめた人でも、あきらめずに行動さえすればチャンスはあると伝えたいです。
白井さん:整備士専門学校を卒業して、何もわからない状態からレベルの高い先輩社員の皆さんに丁寧に教えていただけて、自分の成長につながることばかりで、感謝の気持ちを伝えたいです。
宮城さん:お二人の未来に期待しております!本日はありがとうございました。