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バイクって乗ってるのは楽しいんですがメンテナンスは付き物。

機械の集合体なので乗ってたらどうしたって壊れてきます。
しかしメンテナンスをお店にお願いすると結構高い!!

そこで出てくるのがネットの情報を参考にした修理。
今回はプロの整備士にネットでの修理はどこまで可能なのか、ぶっちゃけた話を聞いてみました!

ネットには整備情報が豊富にある


ブレーキのパッドが無くなった!
しかしお金がない!
よし、自分でやろう!

と言ってネットで調べればいくらでも情報が出てきます。

整備の内容にもよりますが、ブログなどを含めると何千と情報は出てくるでしょう。
中にはかなりマニアックなものまで。

しかし全てが正解とは限らないんです…。

素人が素人に向けて発信した情報


忘れちゃいけないのはブログなどに載っている整備の仕方は、素人が素人に向けて発信した情報であること。

別に間違っていても責任は問われません。

載っけているというよりは日記と同レベルの記録でしかありません。


中にはめちゃくちゃしっかりした書き方のものもありますが、発信した情報に責任があるか、無いかは超重要。

コレを当てにしながら整備をするのはかなり危険なんです。

当然間違っていることも


整備士の方の話では絶対反対、という結果に。

ただコレを書いている僕でも乗り始めた頃は自分でネットの情報を頼りに整備してました。
ネットの進歩により便利になった反面、情報が溢れかえっている現代ではどれが正しいかを自分で見極める必要があります。

僕が体験したネット整備失敗談をご紹介します。

工具って、コレじゃダメだったの?


リアブレーキのマスターシリンダーからオイルが滲み始め、内部パーツを交換しようとしたある日のこと。

オークションでパーツを落札し、誰かのブログ情報を参考に整備を進めました。

「この工具はこれで代用」と書かれていたので同じ工具を写真のとおりに流用。

その時は無事整備が完了したんです。

しかし、後日ツーリングに出かけた日のこと、直したブレーキのタッチがなんかおかしかったので出先でいじっていたらなんとピストンがズボ!!とまるごと抜けたんです。

原因はサークリップがしっかり入っていなかったこと。
サークリップフライヤーを先が細くなったペンチで無理やり代用したため、溝クリップが入らず抜けてしまったんです。

止まっていたから良かったですが、走っていたらマジで危なかった…。
僕がバカでした…。

こんなオイル出てくるなんて聞いてない!


乗り始めて一番最初に直面する可能性が高い整備内容としてよくあげられるのがオイル交換。

僕もウキウキでドレンボトルを緩め、古いオイルを抜きました。
そして新しいオイルを投入した瞬間、ドレンから流れ出すNewオイル!


普通に考えたらドレンを閉めるのは当たり前ですが、乗り始めたばかりの高校生なんて何にもわかっちゃいません。

当たり前の情報過ぎてブログでは省かれていたんです。
見事、買ったオイルの半分を失いました。

サービスマニュアルの方が安全かも?


結局僕は数々の失敗を重ねて成長したわけですが、本来なら失敗しなくてもいいこともたくさんしてきました。

結局整備って誰かに直接教えてもらうか、めちゃくちゃ詳しい本を読んで理解しないと失敗確率は高いです。
そこで100%ではありませんが、まだ頼りになるのが「サービスマニュアル」

車種それぞれに合わせてメーカーが書いているのでネット情報よりはまだ正確です。

まとめ

結果、ネット整備にチャレンジする場合は壊れる覚悟とある程度の知識がないとかなり危険です。

それをしっかりとこなして責任持って整備するのがプロの整備士です。
それを考えると整備工賃も相応に思えてきます。

絶対に失敗したくない場合はおとなしくバイクショップに頼むのが一番ですね!

話を聞いたのはここ!

バイク王 つくば絶版車館

今回取材をお願いしたのは先日オープンしたばかりのバイク王 つくば絶版車館。

整備・車検・カスタムなどバイクに関することは一通りお願いできる大型店舗です。

圏央道谷和原インターを降りてすぐの所なのでバイクで行っても車でも楽チンです。

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筆者プロフィール

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