【兼用】オン・オフ両方行けるタイヤ?!DUNROP D605を3ヶ月使ってみたら愛車がハイテクになってた話
公開日:2018.07.30 / 最終更新日:2021.05.02
バイクってオンロードバイク、オフロードバイクとカテゴリが分けられているように、基本的にはどちらも兼用するのは簡単じゃありません。
しかしオフロードバイクに履かせるタイヤ次第では、案外両方いけちゃったり?!
今回はオールラウンドタイヤを3ヶ月使ってみました!
見た目はオフ、だけどオンもOK
D605
今回選んだのはダンロップから出ているオフロードタイヤ「D605」
メーカー標準タイヤとして選ばれることも多く、以前から結構イイ評判を聞いていました。
しかし僕のバイクは80年台のボロい2ストオフ。
これに履かせてもちゃんと性能発揮してくれるんでしょうか?
このバイクで通勤、オフ遊び、ツーリングなど全部やっているので基本雨だろうが毎日乗ってます。
タイヤのブロックが若干おとなしいので見た目の迫力には欠けますが、オンロードの感触は結構イイ感じ!
タイヤによってはハンドリングが多少変わったりしますが、D605はバイク本来の乗り味を最大限引き出してくれる感覚。
今まで激しいブロックタイヤを履いていたので、こんなに振動もなくてグリップするのか…と、ちょっと感動。
何の不安もありません。
しかし、ここまで普通にオンでグリップするのに、オフロードが走れる気がしない…。
早速オフにも行ってみました!
本格オフタイヤはオンじゃ石鹸レベル
今までオフロードでのグリップを求め、かなり本格的なタイヤを履いていたこともありましたが、ガチなタイヤほどオンじゃグリップしなくなります。
タイヤの限界性能ってある程度決まっているのでオン:オフで言うとガチなオフタイヤは2:8みたいな感じ。
極論、公道使用不可のオフタイヤでオンを走ると、気合い入れたバンクした瞬間にそのまますっ飛んでいくでしょう。
それくらいオンとオフを考えたタイヤ選びって難しいことなんです。
オフ結構食い付くぞコレ?!
おかしい…。
ガチなオフタイヤとまではいかずとも、オフでも全然走れる…。
滑っても急にツルッ!!と行かずズズッとゆっくり滑っていくので、問題なくコントロール出来ちゃいます。
乾いた土の上や砂の上だと特に走りやすい!
空転したってグイグイ食いつきながら回るので、前に進む力はロスしてません!
フロントタイヤのグリップは荷重がかかっていないと少し頼りないですが、レースとかじゃなく「遊び」の範囲であれば十分。
今までガチなオフタイヤを履いていたのが段々バカらしくなってくるレベルです…。
アドベンチャーには最適?
激しく走っても楽しいんですが、このタイヤに一番魅力的に感じたのは林道とかのツーリング。
先に何があるかわからないし、時にはオンが混ざっていることも。
荷物背負って林道へ冒険!なんてときもかなり頼りがいありますよ!
濡れた路面はちょっと苦手?
乾いた路面ならオールラウンドでしたが、濡れた土の上ではさすがに完璧とまではいかず。
タイヤのブロック同士が大きく隙間が少ないので、濡れた土にハマってしまうとガチのタイヤのように瞬発力で抜けることができませんでした。
とは言え、普通に走る分にはOK。
全開で行ってもご覧のとおり、大丈夫です。(ビショビショになった)
よほど沼みたいなところに行かない限り、十分な性能と言えるでしょう!
3ヶ月走ってタイヤライフは?
僕は毎日往復30km位を走っているので3ヶ月で大体2800kmくらい。
それ以外にもツーリングに行ったりしているので、実際にはもっと走ってますが、全然減らない!!
この手のタイヤって6000kmくらいが交換目安かと思っていましたが、ブロックの残りを見る限りまだまだ走れそうです!
ちなみにガチなオフタイヤは3000kmでセンターのブロックがなくなったこともありました。
まとめ
標準タイヤとして選ばれる理由にも納得の結果!
ここまでオンオフ兼用できるとタイヤ替えただけで愛車がハイテクなバイクになった気分です…!
タイヤって交換するとなんだかんだで3万くらいかかったりしますが、D605は割と安い方なので、どのサイズでも一本8000円せずに買えます。
かなりコスパ最強タイヤかも?!
バイクシーズン突入でタイヤ交換を考えている方、結構おすすめのタイヤです!
DUNROP D605