タイヤもネオクラ?!TT100GPラジアルは今のバイクに履かせてもレトロに見える魔法の最新タイヤ!
公開日:2019.02.18 / 最終更新日:2021.05.02
今年もバイク界のトレンド第一線を突っ走っているネオクラシック。
最初はバイクだけでしたが、最近では徐々にバイク用品の方にも波が来ました。
そしてついにタイヤにも…。
前代未聞のネオクラタイヤが登場しました!
クラシックなパターン
TT100GPラジアルの特徴はなんと言ってもこのパターン!
今のタイヤはツルツルが基本で数本細い線が入ったパターンが主流ですが、これでもかってというくらい細かくパターンが入っています。
こんなタイヤ見たことない!という方も多いのではないでしょうか。
しかしこんなパターンでもネオクラスタイルのバイクが履くと結構合うのです…。
性能よりもクラシック感強めのテイストを求めるライダーにはかなり嬉しいモデルです!
元ネタはこれ!
このタイヤの元ネタとなっているのは「TT100GP」
1969年にマン島のレースで活躍し、ダンロップを象徴するモデルと言っても良いご長寿タイヤ。
今でも現役で発売されているタイヤですが、そもそもバイアスですし、旧車のような細いサイズしか無かったのです。
それを今のネオクラでも履けるように作ろう!と生まれたのが今回のTT100GPラジアルです。
見た目だけじゃないぞ!
このタイヤ、考え方によっては「パターンを再現した格好だけタイヤ」にも思えてしまいますが、実は違います。
わかりやすく言うと「TT100ラジアルはGPR-300のクラシックバージョン」なんです。
もちろん見た目が違うだけで性能が全く同じ、というわけではありませんが、同じダンロップのラジアルタイヤGPR-300をターゲット性能として開発されたタイヤなのです。
実はパターンも同じに見えて若干違います。
あのサイズのタイヤパターンをこの太いサイズでそのまま実現してもハンドリングが悪く、いいタイヤにはならなかったため、パターンの配置やゴムの素材など様々な努力とこだわりがあって生まれたのがTT100GPラジアル。
結果、このスタイルで安定した、快適なハンドリングができるタイヤに仕上がっているのです。
ネオクラ車全般履ける!
今のネオクラ車似合わせて開発されたとだけあって、様々なバイクに履けるサイズラインナップ。
写真のカワサキ Z900RSはもちろん、ヤマハ XSR900,700、ホンダ CB1100RS、トライアンフ ボンネビルT120など、流行りの車種は一通り抑えています。
●サイズ
フロント
120/70ZR17(58W)
リア
150/70R17 69H
180/55ZR17(73W)
まとめ
発売は120と180は2019年3月、150は5月を予定しています!
ネオクラシックはバイクだけでなく、今や様々な業界のトレンド。
クラシックと言うワード自体が流行っているのでどの業界でもクラシックテイストなものが出てき始めているようです。
タイヤってグリップして転がってくれればOKですが、同じように見えるタイヤでも実際乗ってみると面白いくらい乗り味が変わったりするアイテム。
性能特化もよし、見た目特化もよし、タイヤが変わるだけでもバイク全体のイメージはかなり大きく変わるので、好みに合わせて変えてみてください!