【くらべて選べるバイク動画】バイク王TV
今回は、T-MAX530とX-ADVを乗り比べ!

モーターサイクルジャーナリストのケニー佐川(佐川健太郎)さんが、バイク王の在庫から選りすぐりの車両をインプレッション!
各車種の特徴比較やミニサーキットでの走行シーン、試乗インプレッションを収録。
今回は『オートマスポーツ対決』です。

■試乗車両
①X-ADV (HONDA)
当初は、2015年秋のミラノショーにコンセプトモデル「City Adventure Concept」として展示。約1年後、ショーモデルとほぼ同じ仕様で市販版のX-ADVが発表され、大きな反響を呼んだ。企画立案とデザインはイタリアのホンダR&D、研究開発は熊本製作所が担当している。
ベース車はインテグラながら、フレームやスイングアームは専用設計。ベース車と同様にチェーン駆動で、クラッチにはボタン変速を含め3種類のモードが選べるセミオートマ機構=DCTを備えるが、そのシフトスケジュールもX-ADV専用と手が込んでいる。
もちろん外観も専用パーツを数多く投入。ラリーモデルのCRF450や、アフリカツインを思わせるフロントマスクに、アップマフラーやアンダーガード、ナックルガードなどの装備でSUVテイストは抜群だ。
デビュー翌年の2018年モデルで早くも小変更され、2段階+オフが選択できるトルクコントロール機構=HSTCや、アフリカツインと同様のGスイッチを追加。2019年型で初代から標準装備だったETC車載器を2.0にアップグレードしている。

②T-MAX530(YAMAHA)
かつてのスーパースポーツを思わせる、短いサイクルでのモデルチェンジを繰り返す。17年型の5代目は”Master of Scooter”をコンセプトに開発。ヤマハ製スクーター初となる電子制御スロットル=YCC-T(Yamaha Chip Controlled Throttle)を採用し、市街地向けの「Tモード」とパワーを重視した「Sモード」が選べるD-MODEや、濡れた路面でも安心なトラクションコントロールを導入した。Vベルトや前後プーリーも新作となる。
車体は、メインフレームの軽量化を促進し、スイングアーム長を40mm拡大。これに新設計のリンク式モノクロスサスを組み合わせ、切り返しの軽やかさが増した。
外装も一新され、逆スラントノーズの小顔などでよりスマートになった。一方で、収納スペースを拡大。従来はフルフェイス+小物程度だったが、ジェットヘルメットが2つ入るほど容量がアップしている。
DXグレードは、グリップヒーター&メインシートヒーター、クルーズコントロール、電動調整式スクリーンと快適装備を満載。SXグレードは、DXより3kg軽い215kgを実現している。

撮影協力:トミンモーターランド
http://www.tomin-motorland.com/

TEXT by BLL研究員

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