ハーレー専門誌『ウィズハーレー』最新号 Vol.21が発売中！奇才ウィリーG.ダビッドソン伝説〜ショベル＆エボから最新M8まで試乗＆徹底解説!!

ハーレー専門誌『ウィズハーレー』最新号 Vol.21（内外出版社）がただいま発売中です。
巻頭特集では、伝説のバイカーにしてビルダー、チーフデザイナーでもあり、ハーレーダビッドソン共同創設者の孫であるウィリーG.ダビッドソンの功績を振り返ります。

ハーレーダビッドソンが1903年に創業して以来120年間以上、ずっと本社を構え続ける米国ウィスコンシン州ミルウォーキーでは今夏、音楽とモーターカルチャーを軸とした祭典「ハーレーダビッドソン・ホームカミング・フェスティバル」がおこなわれ、アメリカ全土あるいは世界中から熱烈なハーレーファンが訪れました。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ジェリー・ロール、ハーディ、ザ・オフスプリング、ウォーレン・ザイダース、サイプレス・ヒルなど、トップアーティストらによるLIVEパフォーマンスで会場は大いに盛り上がりましたが、イベントのハイライトとなり、ファンが歓喜したのは Willie G.Davidson／ウィリーG.ダビッドソンの登場だった。

ウィリーG.は単なるインダストリアルデザイナーではなく、ハーレーダビッドソンのスピリットとカルチャーを体現する象徴的な人物。ハーレーに乗る我々はよく知っている。彼が手掛けた唯一無二のスタイルの中には躍動感が潜む。伝統のＶツインエンジンは、誰にも真似のできない鼓動で満たされる。これはメカニカルアートであり、スペックや数値だけを追うことなく、時代と同調しながら伝統を受け継ぎ進化してきた。

ウィリーG.が全身全霊をかけたファクトリーカスタム。その最高峰「CVO」は2024年、25周年アニバーサリーモデルとなってよりプレミアムなモデルとなっています。『ウィズハーレー』誌は青木タカオ編集長による試乗レポートが充実しています。

今号では「CVOロードグライド」と「CVOロードグライドST」、注目の2台に乗りました。どちらにもH-D史上最大となる排気量1977ccのミルウォーキーエイト121が積まれています。歴代のエンジンがそうだったように、V型2気筒エンジンのシリンダーが45度で配置されるのはずっと変わりません。

カスタムの試乗レポートも満載です。今号はサンダンスROBOHEAD（ロボヘッド）にクローズアップし、2台に乗っています。ハーレーの空冷Vツインエンジンは大排気量を有していながら、前後2気筒の間にV字のマニホールドを用いた1スロットル型。前後シリンダーで吸気を奪い合うことになり、効率が良いとは決して言えないのが、純正ノーマルエンジンのレイアウトです。

サンダンスが独自開発したロボヘッドエンジンは、Vバンク間に向かい合わせの対面吸気とし、純正エンジンと同じカムレイアウトのまま独立吸気・ストレートポートヘッドを実現しています。

4カム・スポーツスターをベースにした「XLCRロボヘッド」は、ウィリーG.ダビッドソンの傑作と呼ばれるカフェレーサースタイルを再現しつつ、走りのポテンシャルを飛躍的に向上させているではありませんか。軽快なライドフィールをレポートしたしましょう。

サンダンス代表であるZAK柴﨑氏が自ら全米を走り、大陸横断のための快適性やライドフィールを徹底追求し、開発へと至ったのが「TRANS-AM（トランザム）」です。

空力特性に優れるフェアリングを備えつつ、心臓部は2リッター超えの排気量を有するロボヘッドエンジン。スポーツスターベースのロボヘッド搭載車とともにビッグツイン版にも試乗しつつ、さらに同社の「スーパーXR」（後方吸気キャブ2基がけ）との違いを考察するという濃厚すぎる内容となりました。

さらにショベル・ストローカーチョッパー、エボリューション・フリスコスタイル、ターボ搭載のモンスター・ロードグライド＆ローライダーSTなど、新旧ジャンルを問わずハーレーのカスタムに乗りまくりです！

中免（普通二輪MT免許）で乗れるハーレーダビッドソン「X350」を購入したウィズハーレー編集部では、「X350カスタムプロジェクト」を進行中。モリワキ史上初となるハーレー用マフラー「X350 SLIP-ON EXHAUST CROSS TWIN」を装着し、いち早くサウンドチェック＆走行インプレッションを記事にすることができました。