ロングツーリングの疲労を軽減するアイテムとは?
公開日:2016.06.15 / 最終更新日:2020.01.08
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ロングツーリングに最適なシーズンとなりました。しかし遠くに行けば行くほどバイクへの乗車時間が増え、体の各部には疲労や痛みが蓄積されていきます。そこで今回は様々な疲労軽減アイテムをご紹介します。
バイクの車体そのものに疲労軽減カスタムを施そう!
片道100km以上となるようなロングツーリングでは、バイクに乗車しているだけで体の各部に疲労が蓄積します。特に体をほとんど使わずに走れてしまう高速道路では、手首や首、膝や腰などにじわじわと負担が掛かり、やがて痛みやしびれに襲われてしまいます。
バイクの車種やタイプによっても異なりますが、例えば、前傾のきついスーパースポーツタイプでは、前方にずれ落ちようとする体を無意識に両腕で支えてしまい、ハンドルを握っている手首や腕、上体を起こそうとする背骨や腰に大きな負担が掛かります。またオフロードタイプやクルーザー(アメリカン)タイプなど、カウルやスクリーンが無いバイクだと風圧に耐えているだけでも首や腕、腰の疲労を増大させます。
車体から伝わる振動、速度を増すほど強くなる風圧、あまりにも体を動かさないことで血行が悪くなり、しびれや痛みに襲われる各部の関節や筋肉。こういった状態を放置しておくと、ふとしたことで立ちごけや転倒につながることもあります。
そこで登場するのが、乗車中の疲労を軽減するための様々なアイテムです。それでは、代表的なものを見ていきましょう。
高速巡航中の手首の痛みを軽減するスロットルアシスト
今回紹介するのは、ツーリング用品の老舗メーカーであるラフ&ロードの「TRスロットルアシスト」です。上の写真でもわかる通り、本体をグリップに装着するだけで手の平によるスロットル操作が可能です。グリップを握らなくてもよいので指や手首が痛くならず、高速道路の巡航走行がとても快適になります。ゴム以外のプラスチック製グリップなどにも装着できるようゴム管も付属しているので汎用性はかなり高くなっています。
■DATA: |
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品名: |
ラフ&ロード「TR001 スロットルアシスト」 |
価格: |
1,200円(税別) |
カラー: |
ブラック(今回使用)、ホワイト |
URL: |
http://rough-and-road.weblogs.jp/news/2008/12/tr001-6c8b-1.html |
問合せ先: |
株式会社ラフアンドロードスポーツ |
電話: |
045-840-6633 |
ハンドル形状を変えてライディングポジションを楽にする
長距離走行時や高速道路の巡航時に疲労の原因の一つとなるのがライディングポジションです。中でも多いのが、ハンドルが遠いこと。外車や輸入車のほか大型車両に乗られている方に多く、「グリップをもう少し近づけたい」といった意見をよく聞きます。グリップが遠いと前傾姿勢を強いられて上半身の自由が失われるほか高速道路では走行風をまともに受けてしまいます。
そこで試していただきたいのが、ハンドル形状の変更です。プロトの「EZ-FIT BAR(イージーフィットバー)」はノーマルハンドルの形状をベースにグリップ部分を平行に移動させたデザインとなっています。これにより自分の体格にあった無理のないライディングポジションを作ることができます。
EZ-FIT BARはケーブル類の交換が必要なくスイッチの穴も加工済み、レバーホルダーの取付位置も左右にずらせるなどハンドル交換時にありがちなトラブルや不安は取り除かれています。
「EZ-FIT BAR (イージーフィットバー)」
純正ハンドル位置よりグリップ部分を少し手前に平行移動させたモデル
「EZ-FIT BAR High(イージーフィットバーハイ)」
純正ハンドル位置よりグリップ部分をもっと手前に平行移動させたモデル
「EZ-FIT BAR Low(イージーフィットバーロー)」
純正ハンドル位置よりグリップ部分を少し奥に平行移動させたモデル
また、グリップ部の平行移動ではなく、さらにハンドルの幅や絞り具合を変更した“プラス”モデルもラインナップしているので、大柄でハンドル幅の広いアドベンチャータイプやクルーザータイプの車両にはそちらを選ぶこともできます。さらに剛性としなやかさを併せ持った“テーパーバー”もラインナップしています。
■DATA: |
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品名: |
プロト「EZ-FIT BAR (イージーフィットバー)」 |
価格: |
5,300~22,800円(税別) |
カラー: |
アルミ製/シルバー、ゴールド、ブラック、ガンメタ、ブルー |
URL: |
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問合せ先: |
株式会社プロト |
電話: |
0566-36-0456 |
ゲル素材で振動を軽減しお尻や腰の負担を軽減する
「走行中にお尻に痛みを感じたり、帰宅後に腰痛がひどい」。現在のバイクはスポーツ志向が強くシートのクッションも硬めのものが多いので、こういった悩みを抱える方は多いと思います。そこでお勧めなのがプロトの「ゲルザブ」シリーズです。ゲル素材を内蔵したバイク用の座布団で、座圧を分散したり振動を軽減する効果が高いことで知られています。
医療用具にも用いられる「EXGEL(エクスジェル)」を内蔵することで厚みをわずか12mmに抑えて足着き性を損なわない造りとなっているほか、スポーツ走行時にお尻を動かしてもゲルザブは動かないようシートをしっかりグリップする裏地も採用されています。また装着方法もシートに巻いてベルクロで止めるだけという簡単なものです。
ゲルザブには3タイプあり、汎用タイプとして「ゲルザブR」、オフロード車など細長いシート向けの「ゲルザブD(左写真)」、見栄えを重視しシートの中に埋め込むタイプの「ゲルザブS/SS(右写真)」がラインナップされています。
■DATA: |
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品名: |
プロト「ゲルザブR」 |
価格: |
9,500円(税別) |
カラー: |
ブラックのみ |
URL: |
■DATA: |
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品名: |
プロト「ゲルザブD」 |
価格: |
10,000円(税別) |
カラー: |
ブラックのみ |
URL: |
■DATA: |
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品名: |
プロト「ゲルザブS」/プロト「ゲルザブSS」 |
サイズ: |
ユニバーサル 310mm×370mm/ユニバーサル 250mm×260mm |
価格: |
7,500円(税別)/6,900円(税別) |
URL: |
問合せ先:株式会社プロト
電話:0566-36-0456
首など上半身の疲労に直結する空気抵抗をカットする
高速道路を使ったロングツーリングでの疲労の代表格と言えば上半身に浴びせられる走行風です。走行風は長時間受けていると首や肩、腕など上半身全体にじわじわと疲労を蓄積させ、アクセルを開けることをためらうほどになります。これを防ぐためにツアラーモデルにはあらかじめ大きなスクリーンが標準で装備されていますが、スクリーンの小さな車両やスクリーンのない車両にも大きなスクリーンを装着することができます。
ドイツのスクリーンメーカーであるMRA(エムアールエー)からは様々な用途に合わせたスクリーンが豊富にラインナップされています。車種ごとに1台1台設計されたスクリーンはボルトオン装着を基本としており穴あけ加工などは必要なく気軽に装着できます。ドイツ国内のTUV規格をクリアした高い安全性で欧州メーカーの純正オプションにも採用されており信頼性の高いスクリーンとなっています。
上記にその一部写真を並べましたが、この他にも様々なタイプがあります。防風効果の高いスクリーンで積極的に走行風をカットすることで高速巡航が見違えるほど快適になります。価格帯も1万数千円からとコストパフォーマンスの高いパーツです。ぜひ、装着を検討してみてください。
■DATA: |
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品名: |
MRA「車種別設定スクリーン、汎用スクリーン」 |
価格: |
レーシング15,400円(税別)~ |
URL: |
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問合せ先: |
株式会社プロト |
電 話: |
0566-36-0456 |
ロングツーリングの疲労を軽減するためのアイテムはまだまだたくさんあります。今回は車両に装着するカスタムパーツを紹介しましたが、ライダーの体に装着するようなサポートウェアを含めると、その数は膨大です。ツーリング中の安全運転を高いレベルで維持するためにもこういったパーツやウェアを最大限に活用しましょう。