カッコいい!ハンドル回りを流行のカスタムに<後編>
公開日:2018.06.13 / 最終更新日:2019.10.17
いま流行のカッコいいカスタム「カフェレーサー」を取り入れたい! 前編ではハンドルとグリップの交換を完了。この後編【工程2】では、カスタムポイントであるバーエンドミラーとビレットレバーの装着を行います。
1.【工程2】バーエンドミラーとビレットレバーの装着
工程に入る前に、もう一度、装着パーツについて紹介しておきます。バーエンドミラーもビレットレバーも一級品の仕上がりを誇るブランドです。
●バーエンドミラー/デイトナ:HIGHSIDER バーエンドミラー コネロ(汎用アダプター付属)
税抜価格9,500円×2個
http://www.daytona.co.jp/products/single-96692-genre
バーエンドミラーの「HIGHSIDER(ハイサイダー)」はドイツ人デザイナーによるブランドで、アルミ削り出しのミラーやバーエンド等のシリーズで人気です。今回装着する「コネロ」もクリアミラーの鏡面やシルバーとブラックアルマイトのコントラストが美しい逸品です。また、ECE規格をクリアした高品質な製品であり、鏡面の直径が99mmなので車検(円形の物は94~150mm)も通るので安心して装着できます。
●ビレットレバー/SSK:アジャストレバー 3D可倒式
税抜価格12,000円
http://www.k-ssk.com/shopdetail/000000002893/ct4819/page1/brandname/
ビレットレバーの「SSK(エスエスケー)」は、アルミビレットパーツやドライカーボンカウル・フェンダーなどで知られる日本のパーツメーカーです。今回装着するレバーは高強度アルミニウム合金素材6061を精密加工しアルマイト処理を施した高級感のある製品です。レバーの位置を調整できるアジャスター付き、かつ転倒時等の衝撃によるダメージを最小限に抑える可倒式で、滑り止め溝加工や風圧を逃がすためのエンド部スリット加工も施されており、高精度かつ実用的な機能に優れています。
①まずはタンクを保護する
それでは、作業に入ります。前編同様に今回も、作業中の工具や外したパーツ等でタンクを傷つけないように、毛布やバスタオルなどでタンクを覆ってから作業を始めます。
②ハンドル内径に合わせて、バーエンドミラーの取り付け部品を組み替える
バーエンドミラーの取り付け部品をハンドルの内径に合わせて組み替えます。ハンドルの内径をノギスで測ると18mmだったので、説明書通りに「内径18.0~20.9mmの場合」に組み替えます。「HIGHSIDER コネロ」は12.0~22.0mmの内径に対応できるので、ほぼ全てのハンドルに装着可能です。なお、円形のプレートはバーエンドの化粧パーツで、六角穴付ボルト7本でミラー本体に固定する仕様です。
③バーエンドミラーを仮組みし、取付位置を調整する
「HIGHSIDER コネロ」はハンドルの上方向と下方向のどちらにも固定できますが、今回は上方向を選びました。ハンドルに仮組みした後、バイクにまたがってライディングポジションを取ってミラーの位置を調整します。また、ハンドルを左右に切り、バーエンドミラーがスクリーンやカウル、タンク等に接触しないか、さらにレバーやスイッチの操作に問題がないかを確認しておきます。
④バーエンドミラーをハンドルに固定する
仮組みに問題がなければ、ミラー本体をハンドルに本組みし、化粧パーツの円形プレートを取り付けて完成となります。
⑤クラッチレバーとブレーキレバーを外す
次にレバーを交換します。クラッチレバー側は、クラッチワイヤーのアジャスターと固定ナットをブラケット側に寄せるように移動し、ワイヤーを外せるように各部の溝を揃えた後、まずはピボットボルトを抜き取ります。なお、ブレーキレバー側にはワイヤー類がないので、そのままピボットボルトを抜き取ります。
レバーを外したら、ブラケットの内部やピボットボルト、ワイヤーに残ったグリスを拭き取ります。パーツクリーナーを使うときれいに落とせます。ワイヤーにほつれやへたりがあれば、安全運転のためにもこのタイミングで交換することをオススメします。また、ワイヤー内にワイヤーグリスを注入しておくと、より安心です。
⑥クラッチレバーとブレーキレバーをビレットレバーに交換します。
「SSK アジャストレバー 3D可倒式」と純正レバーの違いは一目瞭然です。「SSK アジャストレバー 3D可倒式」は、指の長さや好みに合わせてレバーの位置を6段階で調整でき、滑り止め加工もされているので確実な操作ができます。
ビレットレバーを組み込む前に、ブラケットと接触する可動部、ピボットボルト等にグリスを塗っておきます。ワイヤーのタイコをビレットレバーにかませながらブラケットにはめこみ、ピボットボルトを固定すれば完了です。
装着したら、必ずレバーを握り、確実な作動を確認します。なお、純正のバックミラーが固定されていたミラーホールには汎用品のカバーキャップをはめこんでおきました。
⑦【工程2】終了
これで、ハンドルとグリップを交換し、バーエンドミラーとビレットレバーを装着しました。ビフォー・アフターを見るとライディングポジションも変化しているのがわかります。VTR250はもともとヨーロピアンデザインなので、バーエンドミラーを装着しても全く違和感がありません。しいて言えば、ウインカーやメーターも交換したくなってきました。
いかがでしたか? ハンドル回りが、がらりと変わりました。カスタムは好みの問題なので、これが正解というものはありません。自分のセンスを信じるも良し、ショップに相談しながら進めてみるのも良しです。ぜひ、自分だけのかっこいいバイクを作り上げてください!