2018年、カッコいいバイクの最新装備とは? ヘルメット編
公開日:2018.08.15 / 最終更新日:2019.10.14
近年、進化が目覚ましいバイクの装備と言えばヘルメットです。海外メーカーの参入や各社のオリジナルヘルメットも販売され、用品店での売り場面積も増えています。そこで今回は筆者が特に注目するアイテムをご紹介します。
ワイズギアと言えば「ギブソン」!そのシステムがスゴイ!
ワイズギアのヘルメットブランド「ZENITH(ゼニス)」の中でも、代々オフロード用ヘルメットのブランドとして受け継がれているのが「GIBSON(ギブソン)」です。最新モデルである「YX-6 ZENITH GIBSON」は前モデルからデザインイメージを一新し、エッジの効いたシャープなデザインが印象的で、まさにいま流行っている造形です。
とても特徴の多いヘルメットですが、以下の5点をご紹介します。
①あらゆるバイクのスタイル・種類に対応できる「5WAYシステム」
デフォルトは「アドベンチャー」ですが、シールドを外しゴーグルを装着すれば「エンデューロ」に、バイザーを外せばオンロードバイクとして一般的な「フルフェイス」に、シールドとバイザーを外しゴーグルを装着すれば「スクランブラ―」に、シールドとバイザーを外したままなら「ボバー」にスタイルをチェンジできます。なお、ボバースタイルでの走行時には眼球保護の観点からバイク用グラス(サングラス)の装着をオススメします。
②大型のベンチレーションシステム
チンガード(口元)部や前頭部の左右には大型ベンチレーションを、後頭部にも大型ダクトを採用し、ヘルメット内部のムレを抑え、快適性を高めています。
③吸汗速乾性や抗菌性に優れるSUPERCOOL®内装
SUPERCOOL®内装には殺菌効果があり、汗を吸収した内装パッドも清潔に保つことができます。また、各部の内装は脱着して洗うこともできます。
④メガネスリットを採用した内装
メガネを使うライダーにはありがたいメガネスリットを採用。つるの細い耐久性の低いメガネでもすっと通るので、安心してかけ外しできます。
⑤インカム用スピーカーが収納できるスピーカーホールを設置
近年装着率の高まっているインカム用スピーカーを設置できるスピーカーホールがあります。スピーカーによる耳の圧迫や痛みも心配ありません。
このほか、走行風によるシールド開放を防ぐ「シールドロック」、シールドの曇りを防ぐ「スキップフォグシート(別売)」が装着できる「スキップフォグシールド」、ゴーグル装着時にバンドのズレを抑える「ゴーグルバンドストッパー(下写真)」など便利で快適な機能を多く持ちます。
■DATA: | |
品 名: | Y’S GEAR(ワイズギア)「YX-6 ZENITH GIBSON」 |
価 格: | 24,000円(税別) |
カラー: | パールホワイト、セミフラットブラック(今回使用)、メタルブラック、ワインレッド |
サイズ: | M(57~58cm)、L(59~60cm)、XL(61~62cm) |
規 格: | JIS2種・SG |
問合せ先: | 株式会社ワイズギア |
電 話: | 0570-050814 |
URL: | https://www.ysgear.co.jp/Products/Detail/top/item/907911776M00 |
実際にツーリングで使ってみると、その性能の高さに驚いた
実際に使ってみると、少しゴツゴツしている見た目に反して、かなりの低重心設計であり、長時間かぶっていても首が疲れない、走行風によるノイズが小さい、高速道路でも振られないなど、実によくできた完成度の高いヘルメットであることがわかりました。実際に売れ行きが良いとのことで、カラーやサイズによっては在庫が乏しくなっているものもあるようです。
ヤマハ「MT-09」のような先鋭的なデザインのバイクにもフィットさせることができます。バイクのデザインやTPOに合わせてスタイルチェンジが楽しめる「5WAYシステム」をぜひ気軽に楽しんでください。なお、シールドの脱着にはプラスドライバーが必要ですが、車載工具に入っているもので十分です。
高性能・高機能でありながらコストパフォーマンスが高いという点で、2018年、最も注目すべきヘルメットだと思いますよ。