バイクでのツーリングは単なる移動ではなく旅を楽しむことが目的です。
自分に適したバイクを見つければ、新たな世界の扉が開くこともあるでしょう。

とはいえ、「どのようなバイクを選べばいいかわからない」という方は多いかもしれません。

そこでこの記事では、バイク初心者の方向けにツーリングにおすすめなバイクの選び方を解説します。
バイクの特徴と併せて、おすすめのバイクをジャンル・排気量ごとに紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

※記事内容は2024年12月時点の内容となり、最新の情報と異なる場合があります。
※記事内に掲載する画像はメーカーオリジナルの状態と異なる場合があります。

ツーリングに最適なバイクとは?

バイクツーリングでは長距離を移動することも多くなるため、最も重要なことは「疲れない」ことです。
この観点を中心に、快適で安全な長距離走行を実現できるツーリングに最適なバイクの特徴を解説します。

自分の体格にあったバイク


疲れないバイク選びで重視すべきポイントは自身の体格にあったバイクを選ぶことです。
体格に合わないバイクに無理に乗ると、長時間走行時に疲労や身体的ストレスを引き起こす可能性があります。

「疲れるだけなら」と思うかもしれませんが、バイク乗車中の心身の疲れは深刻な事故につながりかねません。
そのため、まずは自身の体格に合っているかどうかを第一に考えましょう。

排気量の大きいバイク


長距離ツーリングを想定すると400cc以上のバイクがおすすめと言えるでしょう。
排気量が大きいほど加速性能やパワーに優れ快適に運転できる傾向があり、走行時の回転数が抑えられてエンジンへの負担が少ない点もメリットです。

実際に同じ中型クラスのバイクでも250ccよりも400ccのバイクの方がツーリング時の快適性が高いモデルが多いと言えるでしょう。

また、高速道路を走行するには、法律上126cc以上のバイクが必要です。
長距離ツーリングでは高速道路も機会も増えると思われるので、高速道路の走行ができる126cc以上のバイクを選ぶと良いでしょう。

気筒数が多いバイク


バイクのエンジンは一般的に、気筒数が多くなるほど振動が少なくなる傾向にあります。
これは気筒数が増えるほど1気筒当たりの排気量と燃焼によって生まれる力が小さくなるからです。
振動が少ないバイクは長距離走行時の乗り心地が快適で疲労を軽減できます。

気筒はシリンダーとも呼ばれるエンジンの燃焼機関となる金属製の筒です。
バイクは1気筒(単気筒)~4気筒のものが一般的です。

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ライディングポジション


ライディングポジションは、特に長時間の走行時に大きく影響をおよぼします。
急な前傾姿勢となるようなバイクは長時間乗ると疲労感の蓄積や腰痛につながるからです。

ツーリングに最適なのは、アップライトなポジションで乗れるバイクと言えるでしょう。
背筋がほぼ垂直に伸び、自然な姿勢を保てるライディングポジションであれば体の負担が少なく、長時間でも快適に走行しやすいでしょう。

ライディングポジションは、おもにハンドルとステップの形状、位置によって決まります。
またがったときの乗車姿勢を事前に確認しておき、可能であれば調整しておきましょう。

カウルがついている


バイクのカウルは、フレームやエンジン、ライダーの体を覆う外装パーツで、走行中の空気抵抗を減らす効果があります。ツーリング時に意外と無視できないものが風の抵抗です。カウルによって体が受ける走行風を軽減できれば、疲労感の軽減につながります。

また、カウルがついていないネイキッドバイクなどでも、スクリーンやシールドなどの風防がついていれば、走行中の風圧を減らすのに効果的です。特に高速道路での高速走行時には、この効果をはっきりと体感できるでしょう。

航続距離の長いバイク


航続距離とは燃費(km/L)とタンク容量をかけ合わせたものであり、1回の満タン給油で走行できる距離です。

長距離のツーリングプランを立てる際には、給油のタイミングも重要になります。
航続距離が長ければ、それだけ給油回数を減らせるため、燃料切れを気にして頻繁にガソリンスタンドを探す必要がなく、目的地到着までの時間短縮にもつながります。

なお、注意点として、燃料タンクが大きくても燃費が悪いと航続距離は長くなりません。
この点も考慮しながらバイクを選ぶことをおすすめします。

ツーリングにおすすめのバイクは?

ここからは、ツーリングにおすすめのバイクをジャンル・排気量別に紹介します。
それぞれの特徴を踏まえながら、自分に合ったツーリングに最適なバイクを探してみましょう。

アドベンチャーバイク


アドベンチャーは近年人気が高まっているジャンルです。アドベンチャー(冒険)と名がつくとおり、走破性が高く航続距離も長いモデルが多いのが特徴です。
多くのバイクのなかでも、長距離ツーリングに最も適した種類といっても過言ではないでしょう。
オンロード特性が強いモデルはキャストホール、オフロード特性が強いモデルはスポークホイールを採用しています。

なお、排気量が大きくなるほど長距離ツーリング時の快適性は高まりますが、車格も大きくなり扱いにくくなる傾向にあります。
そのため、自身の体格や用途に合わせて選ぶことが重要です。

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リッタークラス BMW R1250GS Adventure

BMW R1250GS Adventureは、1,254ccの水平対向2気筒エンジンを搭載し、最高出力136PSを誇るアドベンチャーバイクのフラッグシップモデルといっても過言ではないモデル。
革新的な「BMWシフトカム」テクノロジーにより、低中速域から高回転域まで理想的な走行性能を実現しました。

電子制御システムが特に優れており、ダイナミックトラクションコントロール(DTC)、インテグラルABS Pro、電子制御サスペンション(ESA)などを標準装備しています。
30リットルの大型燃料タンクと優れた航続距離、多彩なライディングモードにより、あらゆる走行環境に対応可能な究極のツーリングバイクです。

ミドルクラス Vストローム650XT

スズキ Vストローム650XTは、手頃な価格と車格、使いやすさを両立した理想的なミドルクラスアドベンチャーバイクです。
645cc水冷Vツインエンジンを搭載し、最高出力は69PS。
アルミ製ツインスパーフレームにより軽快なハンドリングを実現し、20リットルの大型燃料タンクを備えています。

スポークホイールやエンジンアンダーカウルを装備し、オフロード性能も高い多用途なモデルです。
街乗りから高速ツーリング、ワインディング(曲がりくねった道)、ダート(未舗装路)まで幅広く対応できる、まさに「ちょうどいいサイズ」のアドベンチャーマシンと評価されています。

400ccクラス NX400

引用:HONDA

ホンダ NX400は、国産バイク唯一の400ccフルスケールアドベンチャーモデルであり、400ccクラスのクロスオーバーモデルとして注目を集める新型バイクです。
CBR400Rと同系のDOHC4バルブ並列2気筒エンジンを搭載し、最高出力46PS、最大トルク3.9kgmを実現します。

さらに、5インチTFTカラー液晶パネルやHondaセレクタブルトルクコントロール(HSTC)など、先進的な装備も備えています。
街中走行でのしなやかな挙動と実用的なトルクが特徴で、疲れにくく長距離走行も可能な万能型400ccツアラーとして高く評価されるモデルです。

250ccクラス Vストローム250

スズキ Vストローム250は、他の250ccモデルと比較してひと回り大きな存在感が魅力のアドベンチャーツアラーです。
ロングストローク設計の並列2気筒エンジンにより、低中速域でも力強く走行できる国産バイクです。

手頃な価格帯に加え、シンプルで実用的な装備と、250ccを超えた堂々としたフォルムを備えています。
17Lの燃料タンク、800mmの低めのシート高、191kgの車両重量など、初心者からベテランライダーまで幅広く支持されているモデルです。
中古バイク市場でも流通量が多く、選びやすい1台と言えるでしょう。

スポーツ・ツアラー


スポーツ・ツアラーは、スポーツバイクとツアラーの特性を融合させたジャンルです。
車体はカウルに覆われており、広めのシートと大容量燃料タンクによる快適な長距離走行を実現します。
長距離走行に適した快適性と、スポーティな走行性能を両立させた魅力的なバイクといえるでしょう。

ただし、セパレートハンドルを採用するモデルも多く、ライディングポジションによってはツーリングに向いていないモデルもあります。
特に、スポーツバイクのなかでも「スーパースポーツ」と呼ばれるジャンルは前傾姿勢がきついモデルが多く、長距離ツーリングには向いていない傾向があります。
セパレートハンドルでもアップライトなポジション設計となっているモデルもありますので、主な利用目的がツーリングである場合にはハンドルにも注目するとよいでしょう。

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大型クラス Ninja1000 SX

カワサキ Ninja1000 SXは、スポーツ・ツアラーの最高峰モデルの一つです。高度な電子装備と優れた走行性能で、ツーリングライダーから高い評価を得ています。

IMU(慣性測定装置)によるトラクションコントロールやABSシステム、スマートフォン連携、クルーズコントロールなど、最新の技術を惜しみなく投入しています。
高回転域のパワーとストリート走行の扱いやすさをバランス良く実現し、長距離ツーリングから軽快なワインディングまで幅広く対応できる万能モデルです。

400ccクラス Ninja400

カワサキ Ninja400は、400ccクラスながら250ccクラスと変わらない車格と車重となっているため、初心者の方でも扱いやすいスポーツバイクです。
装備重量わずか167kgという軽さは、同クラスの他車と比較しても際立っています。

Ninja400はスポーツバイクですがその汎用性の高さから街乗り派にも愛用されています。
軽快な走りと取り回しの良さが魅力で、初心者からベテランまで幅広いライダーに支持されています。

250ccクラス CBR250RR

ホンダCBR250RRは、250ccクラスのスーパースポーツバイクのなかでも特に高い評価を得ているモデルです。
2気筒エンジンによる力強い走行性能と、高回転域での伸びやかなパワーが特徴です。
最新モデルでは最高出力42PSを実現し、トラクションコントロール(HSTC)も標準装備されています。

CBR250RRは250ccクラスのスポーツバイクの中でもトップクラスの性能を誇り、ツーリングには向かない印象を受ける方もいるかも知れませんが、シート高が790mmと足つき性に優れ、車両重量168kgと非常に軽量で扱いやすいためツーリングにも向いている一面があります。
サーキット走行からストリートまで、幅広いシーンで楽しめる高性能なスポーツバイクです。

クルーザー(アメリカンバイク)


クルーザー(アメリカンバイク)は、ゆったりとした乗車姿勢と重厚な存在感が特徴的なジャンルです。
リラックスした姿勢で走行できるため、長距離ツーリングに適しています。

また、クルーザーは重心が低いため取り回しやすく、シート高が低いモデルが多いため女性からの人気も高い傾向にあります。

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大型クラス レブル1100T DCT

ホンダ レブル1100T DCTは、クルーザーの概念を現代的に再解釈したモデルです。1082cc直列2気筒エンジンで、87PSの力強いパワーを発揮します。
デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)により、クラッチ操作のわずらわしさから解放された走行が可能です。

大型フロントカウルとサイドバッグを標準装備し、長距離走行時の快適性を大幅に向上しています。
グリップヒーターやクルーズコントロールなどの先進機能も搭載されており、快適な長距離走行を実現します。
従来のアメリカンバイクと比較して振動が少ない傾向にあり、スポーティな走りも楽しめる点が魅力です。

400ccクラス エリミネーター400

カワサキ エリミネーター400は、日常使いからロングツーリングまで、幅広いシーンでの扱いやすさを重視したバイクです。
Ninja 400由来の水冷並列2気筒エンジンを搭載し、48PSの最大出力と37Nmのトルクを発揮します。
735mmの低めのシート高は、足つき性に優れ、幅広いライダーに適しています。

鋼管トレリスフレームとバランスの取れたサスペンション設計により、優れたハンドリングと快適な乗り心地を実現しました。
都市部の日常走行から長距離ツーリング、ワインディングロードまで、多様な走行シーンに対応可能なバイクです。

250ccクラス レブル250

ホンダ レブル250は、クルーザーの魅力を250ccのコンパクトなサイズに凝縮したモデルです。
690mmの低いシート高は、初心者や女性ライダーにも扱いやすさを提供します。
249cc水冷単気筒エンジンは、低速から中速域で力強い走りを実現し、街乗りからツーリングまで幅広く対応できます。

コーナリング性能も優れており、クルーザーらしからぬスポーティな走りを楽しめる点も魅力です。
また、レブル250は、倍の排気量である兄弟分のレブル500と同じ車体設計で、250ccとは思えない剛性から生み出される余裕のある走行性能を誇ります。

ネイキッドバイク


ネイキッドバイクは、カウルがなくエンジンやフレームがむき出しになったバイクで、バイク本来の姿を感じられる最もオーソドックスなスタイルです。
シンプルだからこそ、カスタマイズによって理想的なバイクを作り上げる、というような楽しみ方もできます。

ネイキッドバイクは扱いやすく、初心者からベテランまで幅広いライダーに支持されているバイクジャンルの一つです。

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大型クラス Z900RS

カワサキ Z900RSは、伝説的なZ1のDNAを継承した現代的なネイキッドバイクの代表格です。
948cc水冷並列4気筒エンジンを搭載し、力強い加速と滑らかな回転フィーリングが特徴的です。
レトロな外観と最新技術を融合させ、丸型LEDヘッドライトや砲弾型アナログメーターなど、ノスタルジックでありながら先進的なデザインを実現しています。

アップライトなライディングポジションにより長時間走行でも疲れにくく、トレリスフレームとのバランスも抜群です。
低速から高速まで安定した走行性能を発揮し、街乗りからツーリングまで幅広いシーンで活躍できる万能バイクです。

400ccクラス CB400SF

ホンダ CB400SF(スーパーフォア)は教習車としても知名度の高いネイキッドバイクの代表格です。
水冷直列4気筒エンジンを搭載し、低回転から高回転まで力強く滑らかな走りを実現します。

コンパクトながら高い走行性能を誇り、街乗りからツーリングまで幅広く対応できる汎用性の高さが魅力です。
アップライトなポジションとクセの少なさも相まって初心者から上級者まで扱いやすいバイクとして長年愛されています。

250ccクラス ジクサー250

スズキ ジクサー250は、軽量でありながらパワフルな油冷単気筒エンジンを搭載したネイキッドバイクです。
249ccのエンジンは最大出力26PSで、スポーティな走りと優れた燃費性能を両立しています。

コンパクトな車体と154kgという軽量な車重により街中での取り回しが非常に容易です。
街乗りから高速走行まで幅広いシーンで楽しめ、特に初心者やリターンライダーに最適な一台といえるでしょう。

まとめ


バイクツーリングは日常を非日常に変え、新たな世界を体験できる手段の一つです。多種多様なバイクからお気に入りのバイクを見つけ出すことは、大変ながらも楽しみを感じられるでしょう。

バイクツーリングに興味のある方は、この記事を参考に自身に最適なバイクを探してみてはいかがでしょうか。

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筆者プロフィール

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