自分でペイントする場合、塗料を使い分けることで様々な物に色を付けることが出来ます。

今回はペイントをより楽しくする為、ちょっと変わった塗料の使い方を紹介することにしましょう。

塗って剥がせる塗料


塗料は一般的に一度塗ったら剥がすのが大変です。
剥離剤を使うかペーパーなどで削り落とさなければなりません。どちらにしても剥がした後は下地から塗り直しになります。

ところがこのラバーペイントは塗った後で簡単に剥がすことができます。
そのため、他の塗料とは違う使い方ができます。

例えばレースなどのイベントに参加する時、クラスによってゼッケンのカラーが指定されていたりします。
そんな時、この塗料を使えばゼッケンを貼る位置の色だけを変えることができるのです。

短期間だけバイクやヘルメットの雰囲気を変えることもできます。
実際にペイントしてみることにしましょう。これはオフロードバイクのサイドカバーです。

イエローの部分をガンメタでペイントしてみました。

これだけガッツリ塗ってしまうと元に戻るのか心配になってしまうほどシッカリとペイントされました。


実際に剥がしてみるとこれがとても簡単。

化粧品のパックを剥がすような感じで気持ち良く剥がれていきます。


短い時間で元通りになりました。

アイデア次第では色々なペイントができそうな塗料です。

シートやブーツもペイントできる


金属やプラスチックだけでなく革やビニールなどにペイントできる塗料が染Qです。

乾燥させた後も柔軟性を保つため、ブーツやグロープ、シートなどをペイントすることが可能です。


ちなみにこれは白いブーツを染めQで黒くペイントしたもの。

パッと見た目には後からペイントしたのが分からないほど美しく仕上がっています。
レースで3年使いましたが、特に目立つ剥がれなどもありません。


ベースになったブーツはこんなカラーでした。


イメージチェンジするだけでなく、例えば退色してしまったシートやプラスチック部品を同じ色でペイントすれば、新品のような輝きを取り戻すことができます。

マフラーには錆止め入りの耐熱塗料がオススメ


耐熱ペイントされたマフラーやチャンバーは錆びやすいもの。

DIYでメンテする場合、錆を落として耐熱塗料でペイントしますが、もしも錆を防ぎたいのであれば錆止め入の耐熱塗料を使うという方法もあります。


チャンバーなど、鉄板が薄い場合は錆を放置しておくと簡単に穴が開いて使えなくなってしまいますから、早いタイミングで補修が必要です。


チャンバーはオイルがついているので、ペイントする前にはシッカリと脱脂することが重要です。
地肌がむき出しだった部分のみ耐熱スプレーでペイント。

バイクに装着してみたら後からペイントしたことはほとんど分かりませんでした。


このスプレーはストーブなどで使うことを想定しているため、耐薬品性は高くありませんが、これはバイク用として市販されているスプレータイプの耐熱塗料も同じこと。
パーツクリーナー等を使うと塗料は落ちてしまいます。

スプレータイプの耐熱スプレーはどれも同じような感じですから、缶スプレーで補修をするのであれば、定期的に塗り替えるくらいに考えておいた方が良いと思います。

もしも耐薬品性に優れ、長期間美しさを保つ耐熱塗料が良いのであれば、プロの塗装屋さんにお願いしてください。DIYよりも費用はかかりますが、納得できる効果が得られるはずです。

いかがでしたでしょう? 今回紹介したペイントは、比較的簡単で失敗が少ないものばかりです。
DIYペイントに興味を持ったなら、今回ペイントからトライしてみるのはいかがでしょう?

◆公式SNSにて更新情報をお届け!

筆者プロフィール

Bike Life Lab supported by バイク王

~バイクがあれば もっと楽しい~
すべてのライダーに贈るバイクコンテンツサイト「Bike Life Lab」では、お役立ちコラムからおすすめバイクロード、Bike Life Lab研究員によるお楽しみコンテンツまで幅広く掲載中。