近年は特定小型原付をはじめとする電動モビリティが盛り上がりをみせています。

その魅力はなんといっても手軽なこと。
自転車よりも楽なだけでなく、車両価格や維持費も原付バイクと比較して低コストなケースが多いということで若い方からシニアまで幅広い層から注目が集まっているのです。

その走りと利便性を確かめてみるため、今回は21歳の渡辺大介さんにバイク王が取り扱っている特例特定小型原付のe-FREE 01に試乗してもらうことにしました。

取材協力店舗 e-bike UENO


e-bike UENOはバイク王が運営する電動モビリティ専門店。
今回の記事で登場するe-FREE 01をはじめとする数多くの電動モビリティを取り扱っています。
店頭には組み立て整備済の試乗車が数多く並んでおり、予約不要で試乗することができます。

バイク王のe-FREE 01取り扱い店舗一覧はこちら!

e-FREE 01はe-bike UENO以外にも全国35店舗のe-FREE 01取り扱いバイク王で購入・整備・点検が可能です。

e-FREE 01 の特徴

まずはじめにe-FREE 01は他の特定小型原付と比較してどのような特徴のあるのか紹介します。

大きめのタイヤ


特定小型原付というと電動キックボードをイメージされる方が多いかもしれませんが、e-FREE 01はペダルのないミニサイクルのような感じです(バックミラーはオプション)。
座るためのサドルがついていて、キックボードタイプに比べると大きめのタイヤがついています。

タイヤが大きくなると直進やカーブを曲がるときの安定性が高くなり、段差などを乗り越える性能も高くなる傾向にあります。

サドル


サドルは座ることができて楽なのですが、それよりももっと重要なことがあります。
サドルに座ると乗る人の位置が低くなり重心が下がることで、さらに安定性が高くなるのです。

また、体をシート、ハンドル、ステップの3点でホールドすることになるので、段差などに乗り上げた場合もバランスを崩しにくいという利点もあります。
大きめのタイヤやサドルなどの要素が組み合わされることによって、キックボードタイプに比べると高い安定性を持ち、安心して乗れるようになっているのです。

なお、特定小型原付に関しては走行のルール・メリット・デメリットなどは以下の記事で詳しく説明しています。

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e-FREE 01のインブレッション


今回e-FREE 01に試乗した渡辺さんは21歳。
普通二輪免許を所持していますが、これまでは購入費用や維持費などで愛車を所有することができなかったのだそうです。
そのためe-FREE 01には興味津々。
車体価格もバイクと比較して安く、維持費、燃料代(電気代)などが原付よりも抑えられるため、購入がかなり現実的になるのだと言います。

コンパクトでオシャレなのがいい


渡辺さん、e-bike UENOでe-FREE 01を見たときはかなり好感度が高かった様子。
「とてもオシャレな感じがいいですね。シンプルでデザイン性が高いし色も良いです。スクーターだとどうしても実用性重視という感じがしてしまうじゃないですか。でもe-FREE 01だったら街を走るのが楽しくなりそうです。特定小型原付って人が多い場所を走ることもあります。それって人に見られることが多いということですよね? デザインはとても重要だと思います。」

操作方法はとても簡単


試乗する前、スタッフの方から一通り使い方の説明があります。

スロットルはバイクと同じようにグリップをひねるタイプ。
ブレーキは自転車同様、右がフロントで左がリア。

前後に制動力の高いディスクブレーキを装備しています。
スロットルを開ければ走り出し、止まるときはブレーキを握るだけ。
とっても簡単です。

折りたたみで広がる可能性


さらにe-FREE 01はハンドルを折りたたむことができるのでクルマのトランクに積むこともできます。
とても小さくなりますし、重量が22kgしかないので一人で積むのも簡単。
ちなみに22kgというと飛行機に乗るときに預ける荷物と同じ重さです。
ホイールインモーターでチェーンも使っていないので車内を汚すこともありません。

バッテリーと充電器もコンパクト


バッテリーは取り外し式で装着した時はロックすることもできます。
予備バッテリーを充電しておけば、電気を使い切っても交換して走り出すことができます。

充電器自体が小さいのでe-FREE 01で出かけるときも持ち運びが可能だというのも見逃せないポイント。
つまり出先で充電することができるわけです。行動範囲も広がりますし、使い方に関しても色々な可能性が生まれるのです。

走行モードは3種類


走行モードについても説明しておくことにしましょう。
e-FREE 01はメーター横にある切り替えスイッチによって3つの走行モードを選ぶことができます。

Мと表示されたボタンを押すと順番にモードが変わっていきます。
モード1は歩道や自転車専用レーンを走行するときに使用。
最高速度が6km/hになります。
車道を走行するときに使用するのはモード3。
最高速度が20 km/hになります。

通常はこの2つのモードを中心に使用しますが、e-FREE 01の場合はさらにモード2があり、これを選ぶと最高速度が15 km/hになります。
初めてe-FREE 01に乗る場合はモード2にして練習し、慣れてきたらモード3に切り替えるというやり方もできますので初めての電動モビリティでも安心感があります。

特定小型原付にはモードを表示するグリーンのライトが装備されていて、モード1で走るときはハンドルについているグリーンのランプが点滅して周囲に歩道走行モードであることを知らせます。

モード2,モード3のときはグリーンのランプが点灯(点きっぱなし)になり、車道走行モードであることが分かるようになっています。

気になるバッテリーの寿命ですが300回使用した場合、80%程度に低下するという試験データが出ています。
つまり毎日充電したとして1年弱で80%になる計算です。
クルマと違ってバッテリーは交換できますので、もしも充電性能が低下した場合も安心。
バッテリー単体の価格は38,500円です。 

ストレスなく街を走れる


いよいよ渡辺さんにがe-FREE 01の試乗を行います。
渡辺さんは過去にキックボードタイプの特定小型原付やエンジンと電動、両方の原付に乗った経験もあります。
「e-FREE 01はコンパクトで足つきがいいですね。気軽さは自転車レベルだけど自分で漕ぐ必要がないからストレスがない。運転しやすいし特に考えなくても直感的に運転できるような感じです。」

予想以上の安定感


過去に乗ったというキックボードタイプの特定小型原付と比較するとどうなのでしょう?
「安定感がまったく違いますね。キックボードタイプってタイヤが小さいから安定していないし、路面の石を踏んだときにバランスを崩して怖かった覚えがあります。その点e-FREE 01なら安心して走れますね。余裕が生まれるので周囲を見渡して街を楽しむことができました。」

都心部の移動手段としては最適かも?


自転車専用レーンや自転車が通行できる歩道を走れるのも都心部では大きなメリットでした。
一方通行でも「自転車を除く」という補助標識がある場所なら、自転車同様に逆方向に進むことができます。
「今回、上野や浅草周辺を走ったんですが一方通行が多いんです。原付だったら遠回りしないといけないところでもe-FREE 01なら行きたい方向に行くことができることに感動しました。電動でこれができるのって凄い」

「狭い道が多い都心部でも自由に、しかも効率よく移動することができました。都心部を近距離移動する交通手段の中では無敵ですね(笑)。」

パワーフィーリングは?


今回は狭い道だけでなく幹線道路も走ってみました。
「とても軽く走る感じで気持ちいいです。最高速度が20km/hだからクルマと一緒に走ることはできないけど、自転車や原付と同じように左端を走ればいいだけだし、原付だって制限速度は30km/hだから、大きな違いは感じませんでした。最高速度が遅くたって、その代わりに原付とは違う自由がありますからね。そっちのメリットのほうが大きいです。」

混雑した場所だと更に電動のメリットが大きくなると渡辺さんは言います。
「エンジンの原付と違って排気音がしないから周囲の音が良く聞こえます。人に迷惑をかけている感じがしないので人が多い場所も気兼ねなく走れました。」

交差点の右左折など、カーブでも走りやすかった様子です。
「小回りが利きますね。車体が短いので曲がりやすいです。」

駐輪場所も選択肢が多い


原付に比べて駐輪できる場所が多いのも特定小型原付の良いところです。
原付が停められる有料の駐輪場なら特定小型原付でも使えることがほとんどですし、更に有料の自転車駐輪場でも特定小型原付を受け入れる場所が増えてきています。

特定小型原付の駐輪場を積極的に増やす方向で検討している自治体もあり、特定小型原付の駐輪場情報をホームページに記載していますので、気になる方は調べてみてください。 

デメリットは?


では原付と比較してのデメリットはどうでしょうか?
「シートがサドルだしサスペンションがないので原付スクーターのような快適さはないですね。荷物を搭載するのもバスケットが一つなので限界があります。長距離を移動することも難しい(満充電で約30km)けど、通勤通学など日常の足だと割り切れば気になりません。」

e-FREE 01はライフスタイルが広がる乗り物


渡辺さんは4月から社会人として仕事をスタートさせます。
自宅と会社があるのは若者に人気の繁華街。
そこでの足としてe-FREE 01はアリだと考えているようです。
「都心部で気軽な足として使うのなら原付よりいいと思います。公共交通機関と使い分けるなら、これくらいの速さと走行距離でちょうどいい感じがします。歩きでは遠いし、バスや電車でも不便っていうような場所は都心でもけっこうあるから。そういうときに大活躍しそうです。何よりも車体価格は162,800円で維持費も安いというのはとてもありがたい。安いのは正義です(笑)。」

渡辺さんのコメントでe-FREE 01の魅力、おわかりいただけたことと思います。
もしもご興味が出てきたらe-bike UENOやe-FREE 01の取り扱いのあるバイク王で試乗することが可能です。
新しい可能性を持った特例特定小型原付を是非体験してみてください。

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e-bike UENO 店舗情報


住所:〒110-0015 東京都台東区東上野4丁目26−8
定休日:木曜日
営業時間:11:00~19:00
公式HP:https://e-819.jp/

e-bike UENO e-FREE 01 製品ページ


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