ライダースウェアの鉄板、革ジャンを選ぶ時は乗るバイクと使い方がポイント
公開日:2020.11.16 / 最終更新日:2020.11.16
ライダーなら一度は憧れる革ジャン。
でもいざ買おうとすると色々な種類があって迷ってしまいます。
ここではそんな革ジャンの選び方を考えてみることにしましょう。
素材で変わる革ジャンの特性とは?
革ジャンで一番多く使われているのは牛革です。
牛革はオイルを塗ったりするメンテナンスが必要になるものが多いのですが、その代わりとても丈夫で長持ちします。
手入れをするのも楽しみの一つ。
牛革と似ていますが、より丈夫なバッファロー(水牛)の革を使ったものもあります。
昔は黒か茶色しかなかった革ジャンですが、近年はカラフルなものも少なくありません。
白系統はとてもオシャレなイメージになりますが、明るい色の革は長く乗っていると汚れが目立つ感じになってくるのはしかたないところ。
シープスキン(羊の革)を使ったジャケットは牛革ほどの強度はないものの、しなやかさと柔らかな質感が魅力です。
フライトジャケットでは馬の革も使われています。
牛とは違った質感としなやかさがあります。
革ジャンを合わせやすいネイキッドやクラシック
革ジャンは、自分の乗っているバイクに合わせて選ぶことになります。
ネイキッドやクラシックタイプ、旧車は、革ジャンを合わせやすい車種。
シングルやダブルのライダースやフライトジャケットなどを着ても違和感なくマシンとコーディネートすることができます。
ライディングを考えたスポーツバイク用の革ジャン
最近はスポーツバイク用の革ジャンも数多く発売されています。
シルエットは比較的タイト。
ハードなプロテクションも入っていて、これがデザインのアクセントにもなっています。
前傾姿勢を考えた裁断になっているものが多く、スポーツライディングをしても違和感がありません。
こういった革ジャンの多くは、革のパンツがセットになっています。
背中の部分をファスナーでつなげば、レザースーツのような雰囲気になります。
完全なツナギほどではありませんが、転倒した時のプロテクション効果も高いので、サーキットの走行会などであれば対応も可能で(走行会によってルールが違うので確認のこと)、様々な使い方に対応できるシステムになります。
スーパースポーツに最も似合うのは革ツナギなのですが、ツーリングやストリートで乗るには使いにくい為、走る場所によって革ジャンや革パンツを使い分けると便利です。
ストリート用の革ジャンはバイクで使えるのか?
ストリートファッションとしても革ジャンは人気なので様々なものが販売されています。
街着でも革ジャンを使いたいという人達にはとても魅力的なアイテムです。
こういった革ジャンをバイクで使うことはできるのでしょうか?
街着の革ジャンの場合、問題になるのがプロテクション、袖丈の短さ、防風性能の低さなどです。
パットなどは入っていませんので転倒などによるダメージは決して高くありません。
また、バイクでは腕を伸ばして乗ることが多いため、ライディングポジションでは袖丈が短いというケースもあります。
高速で前から風が当たることも想定していないので袖口や襟元からの風の侵入もあり、ファスナー部分からも風が入り込んでしまったりします。
もちろんバイクに乗る時に使えないわけではありませんが、バイク専用の革ジャンに比べると機能面では色々と不足するところが出てきてしまうので、もしも購入される場合は、そういった点をしっかりとチェックした方が良いでしょう。
いかがでしょう? 色々と種類があることがお分かりいただけたと思います。
自分のバイクと使い方を考えると自然に選ぶべき革ジャンは絞り込まれてきます。
長く使い込み、自分だけの一着を作っていってください。