万が一に備えてエンジンガードでバイクを守ろう!ガードの種類や特徴を紹介!
公開日:2021.11.15 / 最終更新日:2021.11.09
バイクは他の乗り物では味わえない迫力と感動がある乗り物。
しかしバイクにはライダー誰しもが一度は経験してしまう付き物、転倒するということがあります。
どんなに気をつけていても、転倒は全く予期せぬタイミングで急に起こってしまうもの。
そこでバイクの上手い下手に関わらず、いざというときの転倒に備えてバイクを守れる装備を準備しておいて損はありません。
今回はそんな転倒時の保険アイテム、エンジンガードについてご紹介していきます!
エンジンガードがあれば故障箇所が減るかも!
バイクで転倒した場合、大体のバイクは右に転倒するとマフラーが地面に当たって傷つき、ハンドルやブレーキレバー、ステップ、リアブレーキレバーなども地面についた重さで曲がったり折れてしまうことがあります。
しかしマフラーが押さえになってくれるため、エンジンやタンクなどは傷つかずに済む場合が多いです。
問題は左側に転倒したとき。
左側にはマフラーのような押さえになるものがないので、右以上にいろいろな部品が壊れてしまうことがあります。
ステップ、ハンドル周りで済めばまだいいですが、勢いがあるとそのまま転がってエンジンやタンクなども路面と擦れて傷だらけになってしまう場合も。
もちろんバイクのタイプ、転倒の仕方によって大きく変わってくるので一概には言えませんが、一度の転倒で何も壊れなければ奇跡、レバーが折れたくらいでも幸運だと思います。
ステップやハンドルは本体も周辺パーツも大体の場合新品が手に入ります。
レア車は難しいですが、レバーさえ売っていない、なんてバイクのほうが少ないでしょう。
しかしエンジンやタンクとなると話は別で、バイクによっては新品タンクがある場合もありますが、ほとんどのバイクは新品のタンクは簡単に買える値段ではなく、汚い中古品を探すことになります。
最悪タンクは別のものを付ければなんとかなりますが、エンジンカバーが割れたりすると更に悲惨で、不人気車のエンジン左側のカバーなんかは探すだけで一苦労。
国内に無くて海外から輸入する、なんてこともバイクによっては全然ありえる話です。
こんな考えるだけでも身の毛がよだつ転倒被害ですが、エンジンガードを付けておくとこういった被害を最小で食い止められる可能性があります。
エンジンのすぐ横にあるので転倒したときに押さえとなってくれるため、運が良ければマフラーさえ傷つかずに済む場合も。
バイクに合わせていろんな形のエンジンガードがあるので細かく見ていきましょう。
一番定番のシンプルタイプ
DAYTONA エンジンプロテクター&アンダーガード
エンジンガードの中でおそらく一番装着率が高いのがこのタイプ。
エンジンマウントボルトやフレームに直接装着するので、バイクにパーツの一部として溶け込んで車体の雰囲気を邪魔しません。
本当に守ってくれるのか?と思ってしまうほどシンプルですが、それぞれ車種専用の長さで設計してあるので車体が倒れたときに一番最初に地面に付き、エンジンを守ってくれる絶妙な長さに設計されています。
なので付けるなら汎用品もありますが、車種専用のものを付けるのが一番オススメ。
今回紹介しているデイトナのエンジンプロテクター&アンダーガードは様々な車種に対応するラインナップを揃えています。
値段も比較的安価なのでまず最初に付けてみる、という際にもオススメです。
DAYTONA パイプエンジンガード
次に多いのがパイプエンジンガード。
先程のプロテクターと比べてかなり大柄で、ひと目で付いているのがわかるガードですが、逆にだからこそ車体を大きく見せるためのカスタムパーツとして装着する人もいるほど。
特にアメリカン系のバイクとの相性は抜群です。
アメリカンだけでなくレトロな雰囲気のネイキッドバイクに付けると更にオールド感を強く演出できたり、白バイのような凛とした雰囲気にすることも可能。
こちらも車種専用設計となっていて、車体に合わせてちょうどいい長さ、大きさで設計されています。
派手で大きいですが、その分保護性能は高く、シンプルなエンジンプロテクターは激しい転倒で折れる可能性がありますが、パイプエンジンガードはかなりの強度なので、プロテクタータイプよりも耐久性が高くしっかりエンジンを守ってくれます。
もちろん車種や転倒の仕方次第で変わってしまうのでそれが全てではありませんが、見た目からも安心感を感じるのは確かです。
DAYTONA クラッシュバー
最後はエンジンプロテクターとパイプエンジンガードをかけ合わせたような形のガード。
エクストリームバイクをイメージして作られたクラッシュバーは車体側にバーを取り付け、先端にはエンジンプロテクターが装着されています。
上記2種ほどメジャーではありませんが、クラッシュバーはそれぞれのメリットが活きたガードで、エンジンプロテクターは激しい転倒で折れる可能性がありますが、折れたりすり減ってしまったとしても交換することができます。
パイプエンジンガードは相当に激しい転倒でも折れる可能性は少ないですが、曲がってしまったり、傷だらけになって錆びたりしてしまうことがあります。
クラッシュバーは先端が交換できて、バー自体は直接地面に接触しないというそれぞれのメリットが活かされたガードなんです。
他とはちょっと違うガードが付けたい、エクストリームバイクみたいな「バー感」が欲しいなどクラッシュバーがマッチするバイクも少なくないはず。
適合車種はまだそれほど多くありませんが、一風変わったガードです。
まとめ
転倒した際はまず一番に体を守ることが先決ですが、ライダーが転倒してバイクを守ることはできません。
転んでしまったらもう止まるまでできるだけ怪我をしないように体を守るのに必死になってしまうと思います。
だからこそ、バイク側は勝手に守ってくれるエンジンガードがあれば、万が一のときでも故障を最小限に抑え、結果ライダーも自分の体を守ることに注力できるはずです(ケースバイケースです)。
今回紹介したエンジンガード意外にも様々なメーカーからエンジンガードが発売されているので自分の愛車に付くガードを調べてみてください!