世界の愛されバイク、カブはCT125とクロスカブはどっちを選ぶべき?値段差は10万、キャラの違いは大きかった!
公開日:2022.01.17 / 最終更新日:2022.02.03
日本人ならライダーじゃなくても知っている日本のバイク、カブ。
最近ではいろんなカブが登場していますが、中でも人気なのがクロスカブとCT125。
どちらも色が違うだけで似た雰囲気ですが、実は中身は結構違うんです!
今回はそんなカブ選びの参考にして欲しい、値段に10万の差がある2台の違いを解説していきます!
実はスタイルが違うカブ
クロスカブとCT125で先に出てきたのはクロスカブ。
クロスカブはカブらしい親しみやすさと日常使いしやすいスペックをかけ合わせたカブです。
通勤・通学にも使えて、その気になればツーリングもいけますし、オフロードも走れます。
値段は¥341,000(税込み)
一方CT125はカブの中では高級路線。
かつてあったハンターカブをベースに現代に見合ったスペックになっています。
ライト類は全てLEDを使用し、クロスカブと同じように使えますが、全てにおいて次元がひとつ上のレベルだと思います。
クロスカブはカブらしいキャラクターのバイクに対し、CT125はカブだけど最もバイクらしさが際立ったモデルのカブです。
値段は¥440,000(税込み)
排気量も実は違っていて、クロスカブは110cc、CT125は125ccです。
小さな差ですが、クロスカブはパタパタと鼓動感のあるフィーリングに対し、CT125はスルスルスルッ!と結構元気な吹け上がり!
CT125に乗ってしまうと125でこんな元気なの?と思ってしまうほど、下から上までトルクフルです。
どちらも同じ4速ミッションですが、乗り比べてしまうとCT125のほうが全域で元気に感じます。
クロスカブも十分なんですが、やっぱり小さいエンジンが頑張ってトルクを絞り出してる感じ。
そこがまた楽しくてクロスカブの魅力的なポイントでもありますが、2台は全く同じとは言えない違いがあります。
足回りも大きな違い
違いを出していったら様々あるんですが、一番わかりやすいところで言うとフロントの足回り。
クロスカブはステムの下だけでフォークを支えているのに対し、CT125は他のバイクと同じようにステムの上下まで通った長いフォークとなっています。
どちらも街を走る分には十分なスペックですが、より本格的な装備のCT125のほうがここでも一個上のレベルの走りをしてくれます。
乗って感じるキャラの違い
小さな違いはともかく、この2台は試乗とかではなく、実際に街使いで使ってみるとその違いがわかりやすく出てきます。
まずクロスカブはどこまで行ってもやっぱりカブで、小さなエンジンでトルクを振り絞り、頑張って前に進んでくれる感じ。
街を走る分には十分なパワーだし、車のスピードに置いてかれることはありませんが、リードするほどのパワーはありません。
そこがまたクロスカブの可愛いところなんですが、働くバイクであるカブの遊びに振ったバージョンというのは乗ると感じると思います。
一方CT125は一応カブなんですが、もはや125以上のバイクとして扱ってもいいくらいの完成度。
エンジンのパワーは十分だし、クロスカブではパワーがあと少し足りない、というところでも余裕の吹け上がり!
車以上のペースで走ることだってできちゃいます。
あまりにも完成度が高すぎてもはやカブとは思えないほど。
今のカブってこんな凄いのかよ!と感動してしまうほどよくできたカブです。
悪く言えば出来すぎてて可愛げみたいなのはありません。
10万の差はカブに何を求めるのかで決めよう!
みんなから愛されているカブに親しみやすさは必需品だと思います。
クロスカブでもCT125でもできることはあまり変わりません。
でも一個一個のレベルが違うのでカブに遊びを求めるならクロスカブ、遊びもだけど性能とパワー、使い勝手を求めるならCT125のほうが向いていると思います。
つい先日クロスカブでモトクロスレースに出てみました。
タイヤやサスなどは変えていますが、ファンバイクとして楽しいクロスカブはライダーの限界を超えること無く寄り添って走ってくれます。
これがCT125だったらもっとハイレベルだったんだろうなと思いますが、逆にバイクがハイレベルすぎてファンバイクというよりちゃんとしたモトクロスに近くなっていたと思います。
個人的には遊び用としてクロスカブ、移動・ツーリング用としてCT125がベスト。
カブに何を求めるのか次第で分かれる部分だと思うので、迷っている方は一度それを考えてみてはいかがでしょうか?
どちらも面白いバイクだし、どちらもれっきとしたカブです。
愛されバイクのカブだからこそ、こういった違いも含めて楽しめると思います!
試乗して選ぶことも
ホンダではレンタルバイクとしてクロスカブ、CT125どちらもHonda GOで貸し出しています。
細かい違いはたくさんありますが、まずは乗ってみればその違いを体感できるはず!
遊びに行くがてら借りてみても面白いかもしれません!