バイクには車体全体がカウルで覆われたフルカウルというジャンルがあります。
フルカウルはレーシーなスタイルのスポーツバイクに多いスタイルですが、フルじゃなくてもフロントだけカウルが付いたハーフカウルというジャンルも。
形は様々ですが、カウル付きはそれにしか無い魅力があります。

今回紹介するホーク11もハーフカウル車の1種。
最近では中々見ないロケットカウルが付いたバイクなんです!

ロケットカウル装着の近未来感


こちらが新しく登場したHAWK11。
もちろん最新型のモデルですが、スタイリングは新しすぎず、近未来的な雰囲気も感じさせつつと独特な良さを持ったバイクです。

バイクの楽しみを熟知した大人なライダー向けのバイクですが、このスタイリングは年齢関係なく若いライダーにも刺さるんじゃないでしょうか!


フロントはロケットカウルを装着し、リアはスッキリしているのでカフェレーサースタイルにも見えてきます

ですがしっかりタンデムできるように広いシートが付いていたり、純正で荷掛けフックが付いていたりとスパルタンすぎない現実的なライディングも考えられた仕様なので、親しみやすさとスタイリングのかっこよさを両立させています。


特徴はなんといってもこのロケットカウル!
FRP製となっていて細部までしっかり作り込まれた仕上がりとなっていました。

カスタムならまだしも、ノーマルでこういったロケットカウルが付いたバイクはかなり珍しいんです。


真横から見たカウルの形もかっこいい!
縁が塗り分けされていたりと細かいギミックも垣間見えます。

社外のロケットカウルならいくらでもありますが、メーカーが車両に合わせて本気で作り込んだカウルは美しさが違いました!


エンジンは水冷2気筒1100ccなのでがっつりリッター超えの大型バイクとなります。
実はこのエンジン、アフリカツインやレブル1100などと同じエンジン。

ですがホークはDCTモデルはなく、現状6速MTモデルのみのラインナップとなります。


足回りは前後17インチホイール、フロントは倒立フォークにダブルディスクというスポーツバイクさながらの仕様!

ですがホーク11は「凄いバイク」ではなく「乗って楽しいバイク」を作ろう、ということで生まれたバイクなんです。
どんな走りをしてくれるのか期待大です!


タンクの形状も特徴的で横にファットなスタイルはホンダ車の定番ですが、横は一定のラインからストンと下に落ちています。
角っぽくも見えますが、ホンダらしいマッスルなタンクの雰囲気はホークでも健在でした。


サイドカバーの質感や形もリアのスッキリさに深く関係しています。
野暮ったい雰囲気は感じさせず、リア全体がキレイにスパッと斜めに切られたような形です。


カウルの内側に隠れたメーターにはスピードやタコなど一個に集約されています。
ライディングモードやシフトインジゲーターなどと機能は多いですが、シンプルな形で収まっていました。

作り込まれたハンドルとミラー


ホーク11のハンドルはセパレートハンドルといってローポジションのハンドルが採用されています。
バーハンドルなどとは違ってステムの下にマウントされた本格的なセパハン


後ろから見るとかなりレーシーです。
当然ポジションも前傾にはなりますが、スパルタン過ぎず多少前傾気味、というくらいの親しみやすいポジションでした。

セパハンならではのスタイリングをしつつ、乗りやすさもしっかりある、というのは凄い!


もう一つ凄いのはミラーの位置とマウント方法。
普通はブレーキ・クラッチレバーの付け根あたりにマウントして上に伸びていますが、ホークのミラーはハンドルではなくロケットカウルのステーに付いています

これのおかげでハンドルから上がすごくスッキリしていて、スタイリングの邪魔にならないんです。
こういったスタイルを実現する場合、バーエンドミラーが定番ですがさすがは車両メーカー、また別のスタイルのミラーを登場させていました。

カスタムも盛り上がりそう!


今回の発表に合わせてカスタムパーツを作っている各社からホーク11用のパーツが早くもラインナップされていました。

スタイリングがいいバイクってツーリングなどの実用性に欠ける部分がありますが、車体の一部のようなスタイリングのサイドバックなどカスタムパーツで使いやすくしていけそうです。


特にモリワキのスリップオンマフラーがかっこいい!
現時点ではまだ開発中のため音を聞くことはできませんでしたが、いい音を期待できそうです!


他にもスマホマウントを取り付けるためのアダプターがあったり、マスターシリンダーやオイルキャップの削り出しパーツがあったりと様々。
発売されたら更に多くのパーツが出てくると思うのでカスタムでイジっていくのも楽しめそうです。

次回、試乗インプレ!

ホーク11は2022年9月29日発売予定となっています。
価格は1,397,000円(税込み)と大型バイクの新車としては中々の安さ!
価格を聞くまで大体180〜200だろうなーなんて予想してましたが、大幅に下回ってました。

次回はいよいよ試乗インプレ!
楽しく乗れるワインディングマシンらしいのでこれは期待できそうです!

筆者プロフィール

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