まさかのガソリンのにおい…!

バイクに乗っているとガソリンのにおいが気になるようになりました。これはなんだかまずいぞとバイクの確認をするとフューエルコックからガソリンが漏れていました。コックの色もガソリンで茶色くなってしまっています…!フューエルコックとは燃料の供給を行ってくれる装置の1つです。タンクと繋がっており、ガソリンの流し方を変えてくれます。写真のものはON、OFF、RESがありますがものによってはRESがPRIだったりします。

普段からコックをOFFにする習慣はないのですが、とりあえずOFFにして様子を見ることにしました。次の日バイクを見てみるとポタポタと漏れてしまっていました。このまま走り続けると事故に繋がりかねません!
早急にコックの注文をしました。純正品を買うか迷ったのですが、コックのことを調べているとコックは結構消耗品だということ、譲ってもらった時も社外品が付いていたので似たような社外品を注文することにしました。

初めてのタンク外し!

コックが到着したので早速交換に。実を言うとタンクを外すのはこの時が初めてでした。ガソリンの抜き方もわからない、右も左もわかりませんが気合で何とかするぞ!とエイッエイッとつながっているチューブを抜きました。


そしてシートを外して止まっているネジへ…

ネジを外し、タンクを降ろそうとヨッコイショとタンクを持ち上げ、降ろそうとしたときにやってしまいました。タンクがゴン!っと地面と激突!手を滑らせてしまい、へこんじゃいました。CB、また一つ強くなってしまった…。(この時私の心も相当へこみました。)

塗装も剥げてしまいました。元々剥げがいくつあったのに増えて更に大人になりました。

ガソリン抜き

さてタンクを降ろしたのはいいものの、ガソリンの抜き方がわかりません。とりあえずネジで止まっているところをひとつひとつバラしていき、ガソリンを抜きました。まあなんとかなるでしょと突き進む性格で、事前に調べておくんだったなあと思いつつこれも勉強と思い、ガソリンを抜きました。
コックの右側(チューブがつながっているところのネジを外しました)からガソリンが出せたのですが、よくよく考えたらタンク降ろさないでコックをONにしてチューブからガソリン抜けました。

ガソリンを抜いてコックも外れたので新しいコックの登場です!


と、その前にせっかくなのでタンクの裏側をきれいにしました。自転車に乗ってた頃にお世話になったワコーズさんがあったのでこれを振りかけてピカピカに。

砂埃などで汚れが…!

振りかけていきます。

 

それなりにきれいになりました!!錆はどうにもならん!!

そしてコックをはめました。タンクを載せて、チューブなども付けて!ガソリン注入です!

新しいコックだやったー!と思ったのも束の間。ガソリンがコックからにじんできています。

なんで?!(写真だとわかりづらいのですが、ポタ…ポタ…という感じで漏れていました)

部品が緩んでいるのかと思い、それぞれのねじを締めてみるものの、少し良くなった程度でまだまだにじんでいます。何回もコックをはめなおしてみるもうまくいかず…!

原因はアレ!!

実をいうと、コック取付時にフィルターを付けていなかったのです。以前フィルターの根つまりを起こしてしまい、ガソリンが半分以上残っているのにもかかわらずガソリンが回ってくれない状況になってしまい、CBを譲ってくれた人に持って行ったところフィルターを外した経緯があり、今回もいいやとつけていなかったのです。もしかしてこれが原因かな…と今度はフィルターが付いた状態でコックをつけてみるとガソリンが漏れなかったです!!あんなに薄いフィルターなのにこれ一つで解決するなんて!ガソリン漏れに悩んで2、3時間。部品一つの役割の大きさを身に染みて感じました。

この金属にはめる物がフィルターです。最初キャップか何かと勘違いしていました笑


交換したことはいいものの、エンジンがかからなくて焦りましたが、CBは負圧式なのでスロットルを回して吸わせました。

今回、学んだことはガソリンの抜き方、タンクを下ろす前にガソリンを抜く!!(ガソリン入れたてだったのでめちゃくちゃ重かったです笑)、あとはチューブの位置など。コックをばらしてわかったのですが、漏れの原因はパッキンの劣化でした。そしてチューブなどがどこについているか再度確認出来てよかったと思います。

◆公式SNSにて更新情報をお届け!

筆者プロフィール

イギリスパン

バイク王で働きながら整備学校に通い、二級自動車整備士を目指しています!