【実習】クラッチとミッションの分解!仕組みを知る。
公開日:2021.02.15 / 最終更新日:2022.10.29
この前、ついに授業でバイクの実習を行いました!
待ちに待ったこの時間…!今回はその時のお話をします!
実習車両はYB-1
実習で使用したバイクはYAMAHAのYB‐1です。
最初に見たときは、SR400かと思いました!レトロな見た目でかわいいです。
さっそく前のフレームを外し、エキゾーストパイプやシリンダーヘッドなどを外していきます。
車の実習の時とは違い、棒が4本飛び出してるのが面白いなあ。2stはみんなこういう形なのでしょうか。
そして向かって右側のカバーを外していきます。発電機がここについてるんですね!
キャブレターなんかも外していきます。
そしてカバーなどなど外せるものを全部外してエンジンを降ろ下ろしました!
単気筒でしたが重さは結構ありました。鉄の塊…!
クラッチ
これがクラッチです。
クラッチはエンジンからの動力を受け取り、ミッションへと伝える役割をしています。
個人的にクラッチは難しかったです!今、この記事を書いているときも資料等を読んでいるのですが、そういうことか!!!!となっています笑
難しいなあと感じる部分は部品の名称もなのですが、位置がまだまだ覚えきれていないです!バラしてしまうとクラッチ側にシフトレバーが付いていたことさえ忘れてしまってました。
クラッチ側は突起物やギアなどが多くあり、どこにどの部品が来るんだっけ?!この部品なんの役割だ??となってしまいます。キックスタートの時に使われるドライブギア、本来は白っぽいプレートのところに来るのですが右のギアのどれかだと途中まで勘違いしていました。必要最低限の部品を積んでいるからこそ一つ一つが大事だなあと身を持って体感します。
写真のように、中にプレートが入っているのですがこのプレートが馬力を決めているそうです。レースに出るようなバイクだと、プレートを増やすこともあるんだとか…。
変速機
クラッチの作業の後、エンジンを裏側にして、次はすると、ミッションです。
YB‐1のミッションは「常時かみ合い式トランスミッション」と言ってい、すべてのギアがかみ合っている状態がニュートラルです。
この状態がニュートラルです。
下がメインシャフトで上がカウンターシャフトです。クラッチからの動力をメインシャフトが受け取り、カウンターシャフトに伝え、更にカウンターシャフトからチェーン、リアに伝えてバイクは走ります!
この状態でメインシャフトをくるくる回しても、左の板から飛び出ているカウンターシャフトは動かないんです!!これをやったとき、ギア全部動いているのに動かない!!ってすごく感動しちゃいました笑
ギアを動かしてみた!!
ギアは固定されているものと左右に動くものがあります。例えば、1速にしたいのならカウンターシャフトの右から2番目のギアを右にあるギアにはめ込みます。
そうすると1速になるのです。逆に、左にはめ込むと4速になります。
初めはどのギアが動くなどよくわかっていなかったので、わけがわからなくなったのですが、ニュートラルの状態にしてこれが何速のギアでこれを動かしたいから…とやっているうちに理解できるようになりました。
1~6速を繰り返しやっていたのですが、それぞれカウンターシャフトの速度が違くて面白かったです。ちなみに動くギアを全部嚙み合わせて回してみたら、少し回った後全く回らなくなりました。
今回はよく耳にするクラッチ、ミッションのお話でした!
エンジンの動力を繋げるなどなんとなくは理解していたのですが、今回の授業で細かいことを理解出来たり、実験的なことができて楽しかったです!またサービスマニュアルを読むいい機会でした。
次回は原付について書こうと思います!お楽しみに!