フロントフォークの分解と組み立て!
公開日:2021.06.15 / 最終更新日:2022.10.29
フロントフォークとは、かじ取りと振動を減衰する役割を担っているものです。
カーブなどで車体を倒しながら曲がり、起こす瞬間の跳ね返りは楽しいです笑今回、使用した車輛はTW200!
キムタクが主演のドラマで有名になったバイクですね!
なんだこれは。
フロントの部品は最初から外されている状態でした。
こうしてみると何がなんだかわからないですね笑
さてさて分解していきます。フロントフォークを持つのは初めてだったのですが、片手で持てるけど結構な重さでした。
上側の鉄パイプがインナーチューブ、
下側の黒色のパイプがアウターチューブと呼ばれています。
フロントフォークは、大径のアウターチューブに小径のイナーチューブを差し込んで伸縮する構造になっています。
この蛇腹はフロントフォークを保護しているゴムです。細かい砂汚れなどから守ってくれます。
まずはこのゴムを外していきます。
分解に夢中になってしまっていたので写真は分解後です;;;
ピンクの液体がありますが実習用ということもありATFオイル(AT車に用いられるオイルです。)が入れられていました。
本来はフォークオイルが入れられていますが、フォークオイルもピンク色です。他にも青や透明もあるみたいです。
以前、CBのラジエーターから煙が吹き上がったことがあり、最初ラジエーターが壊れたと思い焦ったことがあるのですが、ラジエーター周辺の状態を見てみるとピンク色の液体が付着しており、フロントフォーク上部からオイル漏れを起こしていました。
綺麗に拭いて並べていきます。
中を覗いてみます。
見えづらいのですが、オイルシールがあります。
フロントフォークのオイル漏れは原因がいくつかありますが、原因として一番多い部分じゃないかなと思います。
このシールが劣化するとオイル漏れが起こります。
外すには専用工具が必要です。
一通りばらしたのでもとに戻していきます。
リングが増えたのがわかるでしょうか…!
先生曰く、このリング(ストッパーリング)が大事だそうで、シールの抜け止めの役割があります。
インナーチューブの部品を入れていきます。
そしてアウターチューブにインナーチューブを差し込み、六角を締めていきます。
ここで六角を締める為に電動ドライバーを使用するのですが、最初は手締めで締められるところまで締めていきます。
最初から使用したら上手く締まらず中の部品が出てきちゃいました笑
じゃーん!
伸びてます。こうしてみると結構長さあるなあ。
アウターチューブとインナーチューブが繋がったらオイルを規定量入れてあげて、インナーチューブを差し込んだり引っ張ったりしてエア抜きをしてあげます。
そのあとスプリング等々入れてあげてキャップボルトを締めて完成です!!
フロントフォークをバラバラにするのは初めてで、難しいイメージがとても強かったのですが、部品もそんなに多くないので順番通りに行えば何とかできました!
わたしの愛車「CB400SF Ver.R」のフロントフォークも、タイムリーでオイル漏れになってしまっていたので、経験出来てよかったです!