【実習!】シルビアのスターターを外してみる
公開日:2021.09.16 / 最終更新日:2022.10.29
この前、電子制御に纏わる実習をしました。
今回はその時の一環でスターターを外した時のお話をします。
まずは、スターター周囲の部品を外します。
実習車は日産のシルビアでした。
スターターは大電流が流れるのでバッテリーからの電気が来ないようにマイナスを外して作業をしました。
スターターの位置の確認をします。
上からでは見にくいので車をリフトに乗せて下から見ます。
金色の筒のようなものがありますが、それがスターターです。
スターターにはB端子、C端子、M端子というものがあります。スターターは2構成になっており、マグネットスイッチとモーターと呼ばれる箇所があります。B端子はバッテリーと繋がっており、C端子はマグネットスイッチ、M端子はモーターの端子です。
スターターを外すにあたり、B端子とC端子を外す必要がありました。
C端子はコネクタだったので手を突っ込めば取れました。
B端子はナットで留まっており、少し狭いですが、工具で少し緩ませてあげればあとはすんなり取れました!
問題はスターター本体。
写真を見てもらえればわかりますが、インターミディエイトシャフトが邪魔なので外していきます。
青い部品の上あたりにある黒い塊、スライディングヨークにマイナスを当て、ハンマーで叩いていきました。
錆がひどいからか、固着してしまい中々外れませんでした。
大健闘の末、外れてくれました!!
スライディングヨークが外れるとシャフトが結構フリーになってくれました。
車の足回りをやっていると、常々思うのですがめちゃくちゃ筋肉使う…!!
上を見ながら作業するのに未だ慣れません;;;
次にスターターを外します。
この辺はいくつかボルトがあるのですが、14mmのスターターのボルトと17mmのミッションのボルトを間違えて外してしまうことがあるそうです。
私もぱっと見どことどこが繋がっているかわかりませんでした…!
ボルトの場所を確認して、外していきます。スターターが落ちてしまうとまあ大変なので右手でスターターを抑えて、左手でボルトを回していたのですが、スターター、とんでもなく重いです。しかもボルトが長いので思った以上に外れない…!
段々腕の血の気が引いていくのが分かりました。
スターターというよりは自分の筋肉と血液との格闘です笑
ようやくボルトが外れ、スターターを取り外せました。
鉄の塊です。
右側の黒い塊にナットが止まりそうなところがあります。
右がB端子、左がM端子です。上の突起がC端子です。
スターターの状態を確認して、元に戻しました。
今回はスターターの脱着の実習でした!
終始、腕を上げっぱなしで自分の筋力不足を痛感しました笑
常に上を向いているので首なんかも痛くなったり…!
卒業までに筋肉付けられるよう頑張ります!