タンデムするなら読んでおこう!同乗者と運転手それぞれの気をつけるべきこと
公開日:2021.06.23 / 最終更新日:2021.06.23
バイクは一人でも楽しめますが、友達や恋人を乗せてタンデムで楽しむこともできる乗り物。
しかしタンデムって意外と気を使うし、同乗者は動きを読めない分ちょっとしたコツが必要です。
今回は同乗者と運転手のそれぞれ気をつけるべきポイントを解説していきます!
同乗者編
バイクの乗り降り
バイクに乗るときは必ず運転手が跨った状態で声をかけ、乗ることを伝えた上で跨りましょう。
バイクは基本自立しない乗り物なので、突然乗られると運転手が対応できず、倒れてしまうことがあります。
降りるときも全く同じ
一声「乗るよ」「降りるよ」と声を掛け合うようにしましょう。
乗るときは運転手の後ろのタンデムシートに座り、足は同乗者用のタンデムステップに座ります。
これが付いていないバイクにはタンデムすることができません。
安全的な意味でももちろん、道交法的な意味でも装備されていない状態での乗車は運転手の違反になります。
掴まる場所
乗って走り出す前に運転手と掴まる場所を相談しましょう。
一般的にはタンデムシート後部に付いているタンデムバー、もしくはシートに付いているタンデムベルトですが、ライダーによっては掴まってほしい場所がそれぞれ違う場合があります。
運転手自身の肩、背中、腰などに手をかけて掴まることもあります。
「そこに掴まればいい?」と運転手と相談して決めましょう。
走行中気をつけること
タンデム乗車中はできるだけ動かず、運転手の動きに合わせましょう。
よく言われるのが曲がるときにバイクが傾いた場合、タンデム側はどうすればいいのか。
これもライダーによって答えは変わるので相談必須ですが、基本的にはバイクと同じように姿勢を合わせるのが正解。
タンデム側だけ体を起こしてしまうとバイクはいつもより曲がりにくくなります。
逆にバイクの傾き以上に倒れてしまうとバイクは普段より曲がるようになり、普段とは違う動きになります。
この点もライダーと相談しながら乗車しましょう。
乗車中は基本運転手とは話せませんが、常にコミュニケーションが取れるのが理想。
ヘルメットに付けて会話ができるインカムをライダーと一緒に付けておくと乗車中でも安全に会話することができます。
運転手編
バイクの乗り降り
運転手は後ろに人が乗るとき、バイクが普段とは違う動きをすることを把握しておきましょう。
タンデム側が後ろに跨るときはバイクをしっかり支え、乗って安定するまで支えるよにしましょう。
諸説ありますが、自身のない方はスタンドを出した状態で跨ってもらい、走り出す時に足で支えるようにすると転倒のリスクは少なくなります。
降りるときも同様で支えられる状況になってから降りてもらうようにしましょう。
この場合もスタンドを出してバイクを傾けてから降りてもらうのが安全です。
同乗者と相談しながら走ろう
乗車中は常にコミュニケーションを取れるようにしましょう。
先程も紹介しましたがインカムも有効な手段。
車と違って乗っていれば勝手に目的地に着くのではなく、同乗者と一緒にバイクに乗らないと予期せぬ動きで危ない場面に遭遇することがあります。
同乗者側がどうすればいいのかわからなくなってしまう前に、運転手が教えてあげるようにサポートしてあげましょう。
信用できる人に乗ろう、乗せよう
バイクのタンデムは車ほど簡単ではありません。
バイクと運転手と同乗者の3つの意識が合わさってからこそ、安全にタンデムすることができます。
なので乗る側も乗せる側もある程度の信頼関係が築けている人を選ぶようにしましょう。
運転手と同乗者の連携が取れないと危険です。
車より面倒なことは多いですが、車よりも思い出に残るのは事実。
一人で乗っていても楽しい乗り物をもう一人に共有できるって素晴らしいことだと思います。
タンデムの正しい知識を付けて安全に楽しんでください!