150ccって何が良いの?日本で乗る場合のメリットを解説!実は一番安くバイクに乗れるクラスかも?
公開日:2020.01.20 / 最終更新日:2023.02.17
最近バイクメーカーのラインナップに加わってきている150ccのバイク。
実は昔からあったんですが最近より多く見るようになってきました。
125ccでも250ccでもない微妙なクラスが何故あるのか、どういうメリットがあるのかを解説していきます。
世界規模で分けると150ccは普通
日本ではそこまで馴染みのない150ccクラスですが、実はアジア全域で見ると150cc区分は日本で言う125ccと同じような区分。
日本の規格はヨーロッパに沿っているので国によっては50cc、150cc、250cc…と分けられる国もたくさんあります。
そして150ccクラスはインドネシアやタイなどバイクが売れる国でめちゃくちゃ人気なクラス。
各メーカーアジア全域に向けて150ccのニューモデルをリリースし、一部のモデルのみ日本でも150ccのまま取り扱われているんです。
中には他の国では150ccだけど日本やヨーロッパ仕様として125ccバージョンも作るメーカーもありますが、一部のみ。
日本の規格から考えると125ccのメリットも使えず、250ccほどパワーもない微妙なクラスですが、今ではそこまでこだわる人が少なくなってきているので150ccのラインナップが日本でも増えてきているんです。
では150ccは日本で言うとどのようなメリットがあるんでしょうか?
高速に乗れる
150ccは250ccと同じ規格で扱われるため、高速道路に乗ることができます。
125ccでは乗れないので例えば街乗り以外でちょっと離れた場所へツーリングに行こうとしたときなどは大きなメリット。
150ccのバイクで高速を使ったツーリングなどもしましたが、問題なく周囲流れに合わせて走ることができます。
250ccほどのパワーはありませんが、100km巡航も可能です。
ただし、大型バイクのように低回転でゆったり流すような余裕はありません。
一番上のギアでもエンジンは高回転まで回ってしまいますが、最近のバイクだったら振動もないし、下手するとエンジンが高回転で回っていることすら気にならないレベルでハイテク。
「パワー足りなそう」とか「フラついて怖そう」とか乗る前にイメージしていたようなことは無く、問題なく走ることができました。
125ccと同じ身軽さ
150ccは125ccと同じサイズ感のため250cc程大きくありません(バイクにもよりますが)。
街中を走っていると250ccだと大きくてパワーもあるため「多少扱いづらいな」と思うことがありますが、150ccはそれを超越したクラス。
125ccと同じ身軽さで走れるため車体をコントロールするのも疲れないし、125ccよりパワーがあるので街中の軽快さはオンリーワン。
250ccと比べて100cc差があるのでパワーでは負けますが、乗っている感覚は結構違います。
エンジンが軽いとこんなに軽快に走れるのか、とビックリするはず。
これは逆に150ccにしかないメリットです。
車両価格が安い
150ccクラスは前記したように様々な国で売られ、大量生産できるため新車でも車両の価格が安いというメリットがあります。
それこそ125ccと同じ価格帯で扱われているので、高速に乗れて街乗りもツーリングもできるクラスのバイクを探しているなら一番安く買えるかもしれません。
250ccクラスと同じことができるのにこの価格差はライダーにとってありがたいですよね!
特にバイク乗り初めの若いライダーにとっては新車が安く買えるので十分購入選択肢に入るクラスだと思います。
まとめ
何かとどうなの?と思われがちな150ccクラスですが、馴染みのないだけで実は日本でも結構メリットがあるクラスなんです。
国内メーカーも海外メーカーも日本で150ccクラスを投入しているのでこれから更に熱くなっていくかもしれません!
安くバイクに乗りたい、と思っている人ほどオススメしたい、若いライダーに優しいクラスでした!