バイク販売シェアにおいて国内・世界共に1位を獲得しているのがホンダです。
ホンダのバイクは高性能で扱いやすいモデルが多いことから、二輪教習時の教習車や、白バイ・郵便配達・デリバリーといった業務用途として使われることもあります。
その品質の高さや信頼性から、バイクのことを『ホンダ』と呼ぶ国もあるほど。

今回はホンダが販売している現行モデル(新車ラインナップ)の中から人気車種をピックアップして紹介します!

※本記事の内容は2024年6月の執筆時の内容となるため、最新の情報とは異なる場合があります。
※掲載しているバイクのイメージ画像はメーカーオリジナルの状態と異なる場合があります。

HONDA 新車バイクの人気車種

CB250R

ホンダの250ccネイキッドモデルとして人気が高いのがCB250Rです。
水冷単気筒エンジンを搭載し、車重は144kgと超軽量。
250ccクラスには様々なバイクタイプがありますが、CB250Rはクラス最軽量となる軽快なネイキッドとして親しまれています。

足回りは前後17インチホイールに倒立フォークを採用し、親しみやすいネイキッドと同時にライトウェイトスポーツとしても楽しむことができます。
ABSシステムに車体の姿勢や加速度を感知するIMUを内蔵し、2022年モデルからはクラッチ操作を楽にするアシスト&スリッパークラッチを搭載するなど一昔前の250ccとは比べ物にならないくらい高機能。

一般的な250ccネイキッドとしてスタンダードに街乗りやツーリングも、一歩入り込んでスポーツ走行も楽しめるので、250ccで様々なバイクライフを楽しみたい方におすすめのモデルです。

CB250R スペック

CB250R 2022年モデル スペック
全長 2020 mm 全幅 805 mm
全高 1045 mm シート高 795 mm
ホイールベース 1355 mm 車両重量 144 kg
燃料タンク容量 10 L 燃料供給方式 インジェクション
エンジン 4スト水冷単気筒
最高出力 20kW(27PS) / 9500RPM
最大トルク 23N・m(2.3kgf・m) / 7750RPM

CL250

オンロード車をベースにオフロードを走るための装備を加えたスクランブラータイプの250ccバイクがCL250。
同クラスのレブル250と同系統のエンジンとフレームを採用しており、レブル250はクルーザースタイルですが、CL250はしっかり本格的なスクランブラースタイルに仕上がっています。

エンジンは水冷単気筒を搭載し、扱いやすいエンジン特性に。
足回りはフロントが19インチ、リアが17インチとオフロードバイクにも採用されるサイズ感となっており、フラットなダート路面の走行も考えたスペックとなっています。
ですが、オフロードバイクと違って本格オフロードではなく、オンロードもオフロードも走れるスクランブラーなので、スタイルとしてはかなりカジュアル。
普段使いはもちろん、週末にはツーリングだけでなくいつかはオフにチャレンジしたい方にもおすすめです。

CL250 スペック

CL250 2023年モデル スペック
全長 2175 mm 全幅 830 mm
全高 1135 mm シート高 790 mm
ホイールベース 1485 mm 車両重量 172 kg
燃料タンク容量 12 L 燃料供給方式 インジェクション
エンジン 4スト水冷単気筒
最高出力 18kW(24PS) / 8500RPM
最大トルク 23N・m(2.3kgf・m) / 6250RPM

GB350

一見昔のバイクのように見えますが、GB350はホンダが現行モデルとして販売している現代のバイク。
エンジンは空冷単気筒を採用。
以前からあった様々な空冷エンジンが生産終了を告げる中、最新型のバイクで現代の空冷エンジンが搭載されているのはネオクラシックモデルのGB350ならでは。

スタンダードモデルのGB350は空冷独特の低速トルクと鼓動感を街中で楽しむことができ、遠距離のツーリングも楽しめる頼り強いモデル。

GB350Sという兄弟モデルでは足回りやシートなどが変更され、スポーツ走行も楽しめるスペックに。
空冷のクラシカルな味付けのフィーリングを最新の車体で楽しめるため、よくできたカスタムマシンのようにも感じるのがGB350Sです。

今から乗り始めても旧車のようにパーツに困ることはないため、今乗りやすいベーシックなクラシックネイキッドモデルです。

GB350 スペック

GB350 2023年モデル スペック
全長 2180 mm 全幅 790 mm
全高 1105 mm シート高 800 mm
ホイールベース 1440 mm 車両重量 179 kg
燃料タンク容量 15 L 燃料供給方式 インジェクション
エンジン 4スト空冷単気筒
最高出力 15kW(20PS) / 5500RPM
最大トルク 29N・m(3kgf・m) / 3000RPM

NT1100

近年、大型AT免許でも乗れるバイクとして注目を集めているのがDCT(デュアルクラッチトランスミッション)を搭載したバイクです。
本来ライダーがクラッチ、シフト操作を行って走るのがMTですが、DCTはクラッチがなく、シフトは速度に合わせてコンピューターが自動で変速してくれるため、ライダーはスロットルとブレーキ操作のみ。

そんなDCTを存分に楽しめるオンロードツアラーがNT1100です。
一見オフロードも走れるアドベンチャーモデルにも見えますが、前後17インチホイールに高さ調整できるフロントスクリーン、ウィンドディフレクター、標準装備のETCやグリップヒーターなど、オンロードツーリングを徹底的に楽しめるツアラーとなっています。

乗車姿勢はほぼ直立なので、長時間の運転でも負担が少なく、おまけにDCTの楽さが合わされば、今までキツく感じていた距離がずっと楽に感じるかもしれません。

NT1100 スペック

NT1100 2023年モデル スペック
全長 2240 mm 全幅 865 mm
全高 1360 mm シート高 820 mm
ホイールベース 1535 mm 車両重量 248 kg
燃料タンク容量 20 L 燃料供給方式 インジェクション
エンジン 4スト水冷並列2気筒
最高出力 75kW(102PS) / 7500RPM
最大トルク 104N・m(10.6kgf・m) / 6250RPM

NC750X

大型教習に使われる教習車のベースにもなっているNC750Xは都市部から郊外まで、走る場所を選ばず楽しめるクロスオーバーモデル。
現代のスタンダードな大型モデルとなっているバイクで、乗りやすさや扱いやすさは一級品。
このタイプのバイクとしてはかなり珍しく、シート下にはフルフェイスヘルメットも収納可能な23Lのラゲッジスペースが確保されているため、スクーターのような使い勝手の良さも兼ね備えています。

NC750Xにはクラッチ付きのスタンダードモデルとは別に、クラッチ操作を必要としないDCTモデルがラインナップされています。
DCTモデルはクラッチ、シフト操作を自動で行うため、乗り手が必要な操作はスロットル操作とブレーキ操作のみ。
発進からスロットルを開けると自動でシフトをキレイに繋いでくれるため、ライディング自体がかなり楽に感じます。
MT操作をしたいときはボタンでシフト変更できたり、スクーターとは違って大型バイクとしての要素もしっかり備わっているため、どこにでも行けて楽しめる大型モデルを探している方におすすめです。

NC750X スペック

NC750X 2023年モデル スペック
全長 2210 mm 全幅 845 mm
全高 1330 mm シート高 800 mm
ホイールベース 1525 mm 車両重量 214 kg
燃料タンク容量 14 L 燃料供給方式 インジェクション
エンジン 4スト水冷並列2気筒
最高出力 43kW(58PS) / 6750RPM
最大トルク 69N・m(7kgf・m) / 4750RPM

HAWK11

特徴的なロケットカウルを装着し、カフェレーサーの雰囲気を感じさせてくれるHAWK11。
カウルは一つ一つ職人による手作業で仕上げられたもので、跨ると見えるカウルの裏側はFRPの質感となっているため、全体を通してマニアが見ても唸る美しさがあるカウルです。

エンジンは水冷並列2気筒を採用し、適度な鼓動感がありながら、リニアに開けると大型らしい強烈な加速を楽しめます。
スタイルだけでなく中身もしっかりこだわって作られていて、2〜3時間のショートツーリングを楽しめるように前傾姿勢のセパレートハンドルに前後17インチホイール、ライディングモード変更など街からワインディング、高速まで安定して楽しむことができ、スポーツライディングもできるため、短時間でもオンロードツーリングを存分に楽しみたい方におすすめです。

『スタイルは良いけど前傾ポジションが…』と不安を抱く方もいるかもしれませんが、スーパースポーツのようなキツイ前傾ではなく、しっかり公道も考えられたポジションなので、乗り始めてしまえばそこまでキツさを感じずに乗ることができるバイクです。

HAWK11 スペック

HAWK 11 2022年モデル スペック
全長 2190 mm 全幅 710 mm
全高 1160 mm シート高 820 mm
ホイールベース 1510 mm 車両重量 214 kg
燃料タンク容量 14 L 燃料供給方式 インジェクション
エンジン 4スト水冷並列2気筒
最高出力 75kW(102PS) / 7500RPM
最大トルク 104N・m(10.6kgf・m) / 6250RPM

CB1300SF

ビックネイキッドの王道的存在となっているCB1300SF。
ビックバイク乗りなら誰もが一度は憧れるモデルです。

水冷4気筒エンジンは官能的なサウンドを響かせ、ビックバイクらしい抜群のトルクでワインディングから高速など、ツーリングを深く楽しませてくれます。
2017年以降のモデルはETCやグリップヒーターが標準装備となり、2019年にはオーリンズサスペンションとブレンボブレーキを搭載したSPモデルも登場。
社外でも様々なカスタムパーツが揃っている車種なので、そういった意味でも乗りやすいバイクだと思います。

ロングツーリングからスポーツライディングまで、幅広くバイクの楽しみ方を広げてくれるモデルなので、様々なバイクに乗り尽くしたベテランの方にもおすすめです。

CB1300SF スペック

CB1300 SUPER FOUR 2023年モデル スペック
全長 2200 mm 全幅 795 mm
全高 1125 mm シート高 780 mm
ホイールベース 1520 mm 車両重量 266 kg
燃料タンク容量 21 L 燃料供給方式 インジェクション
エンジン 4スト水冷並列4気筒
最高出力 83kW(113PS) / 7750RPM
最大トルク 112N・m(11.4kgf・m) / 6250RPM

CBR250RR

250ccフルカウルスポーツの人気モデルとして知られているのがCBR250RR。
250ccクラスには様々なバイクがあり、もちろんスポーツバイクもありますが、CBR250RRは90年代のスポーツ250ccブームが終わって以来、久々に登場した本気の250ccフルカウルスポーツです。

エンジンは水冷並列2気筒を搭載しており、2気筒とは思えないほど高回転まできれいに回ってパワーを絞り出します。
倒立フォークを採用し、ライディングモード変更によって街中からワインディングまで、シチュエーションに合わせて適切なパワーに切り替えて楽しむことができます。
大型クラスのスーパースポーツとは少し違いますが、大型にあるようなパワーを持て余してしまうことは少なく、250ccならではの下から上まで扱い切れるパワーも魅力的です。

スタイリングも人気の秘密で、特にフェイスデザインは発表当時250ccフルカウルクラスの人気を底上げしました。
性能が非常に高く現在でも変わらず高い人気があるバイクなので、他メーカーの2気筒250ccフルカウルスポーツと比較して車体本体価格が高い傾向にありますが、スポーツライディングも街乗りもバランスよくでき、乗り手を楽しませてくれること間違いなしのバイクです。

CBR250RR スペック

CBR250RR 2023年モデル スペック
全長 2065 mm 全幅 725 mm
全高 1110 mm シート高 790 mm
ホイールベース 1390 mm 車両重量 168 kg
燃料タンク容量 14 L 燃料供給方式 インジェクション
エンジン 4スト水冷並列2気筒
最高出力 31kW(42PS) / 13500RPM
最大トルク 25N・m(2.5kgf・m) / 10750RPM

CBR600RR

ミドルクラスのスーパースポーツとして人気なのがCBR600RR。
400ccクラス以上にしっかりパワーとトルクがあって、扱いやすくなっていますが、1000ccクラスほどの車格ではなく、おまけに重量は400ccクラスと大差無いため、『1000ccクラスに行く前にまずはこのバイク』というSS初心者にも人気のクラスです。

エンジンは水冷直列4気筒を搭載し、マフラーは純正でリアフェンダーの下に沿ったセンターアップマフラーとなっています。
クイックシフターやライディングモード変更、トランクションコントロールなどの電子制御も充実しており、カスタムしなくても純正から仕上がったスーパースポーツです。
1000ccクラスでは大きなワインディングでも開けきれることはほぼありませんが、600ccクラスなら1000ccほど爆発的なパワーではないため、『スロットルを開けやすい超ハイパワーな400cc』というのがCBR600RRのイメージに近いかもしれません。

ですがサーキットをストイックに走ると1000cc以上に優れている部分もあるのが600ccクラスのSSなので、走りたい場所や普段の使い方に合わせて選ぶと良いでしょう。

CBR600RR スペック

CBR600RR 2024年モデル スペック
全長 2030 mm 全幅 685 mm
全高 1140 mm シート高 820 mm
ホイールベース 1370 mm 車両重量 193 kg
燃料タンク容量 18 L 燃料供給方式 インジェクション
エンジン 4スト水冷並列4気筒
最高出力 89kW(121PS) / 14250RPM
最大トルク 63N・m(6.4kgf・m) / 11500RPM

CBR1000RR-R

ホンダのスーパースポーツの最上位クラスなのがCBR1000RR-R。
車種名の中にRが4つも入っているのはちょっとレアかもしれません。
ファイヤーブレードというペットネームが付与されたホンダSSのフラッグシップモデルとだけあって、徹底的にスポーツライディングを追求した仕上がりとなっています。

MotoGPで活躍するRC213Vに近い設計となっており、ワインディングよりもサーキットでの走りをメインに設計されたという生粋のSS。
水冷直列4気筒エンジンは218PSを発揮し、それをコントロールするための6軸慣性計測ユニットを用いた電子制御はもちろん、ウィングレットなどの空力装備も実装され、他の大型クラスではできないほどスーパースポーツらしいスペックとなっています。

『ツーリングを楽に!』というバイクではありませんが、SSとは言え1000ccはパワーもトルクも十分なので、これでツーリングを楽しむライダーも多くいます。
このスタイルに惚れたら他は考えられない、ホンダスーパースポーツのフラッグシップマシンです。

CBR1000RR-R スペック

CBR1000RR-R 2024年モデル スペック
全長 2100 mm 全幅 740 mm
全高 1140 mm シート高 830 mm
ホイールベース 1450 mm 車両重量 200 kg
燃料タンク容量 16 L 燃料供給方式 インジェクション
エンジン 4スト水冷並列4気筒
最高出力 160kW(218PS) / 14000RPM
最大トルク 113N・m(11.5kgf・m) / 12000RPM

CRF250 RALLY

パリダカなど海外のラリーで活躍するラリーマシンを彷彿とさせるフェイスを持つのがCRF250 RALLY。
フロントスクリーンとLEDヘッドライトがレイアウトされ、公道車には見えないレーサーのような雰囲気となっています。
スタンダードモデルのCRF250は純粋なオフロードバイクですが、CRF250 RALLYは自走で林道まで走ってオフロードを楽しみ、自走で帰ってくるというツーリング要素も考えられているため、一般的なオフロードバイクよりも行動範囲が広い想定で作られています。

水冷単気筒エンジンは粘り強く、下からのトルクもしっかりありますが、高速走行時などでは高回転域も元気に使えるため、250ccクラスの中では比較的リニアに使えるエンジンです。
ロングストロークサスペンションのため、ショックを効率よく吸収し、ダート走行をサポートします。
前後ABS付きですが、リアタイヤのABSキャンセラーが搭載されているため、上級者はリアをロックさせてのライディングも可能です。
オフロードバイクの場合は別にツーリング用マシンなど複数台持ちになる方もいますが、CRF250 RALLYならオフロードもツーリングもこれ1台で楽しむことができるため、1台で様々な楽しみ方をしたい方にもおすすめです。

CRF250 RALLY スペック

CRF250RALLY 2023年モデル スペック
全長 2200 mm 全幅 920 mm
全高 1355 mm シート高 830 mm
ホイールベース 1435 mm 車両重量 153 kg
燃料タンク容量 12 L 燃料供給方式 インジェクション
エンジン 4スト水冷単気筒
最高出力 18kW(24PS) / 9000RPM
最大トルク 23N・m(2.3kgf・m) / 6500RPM

CRF1100L アフリカツイン

ホンダアドベンチャーモデルのフラッグシップモデルがCRF1100L、通称アフリカツインです。
CRF250 RALLYやトランザルプ750などアフリカツインよりも排気量の小さいアドベンチャーマシンもありますが、アフリカツインは1100ccとなっており、水冷並列2気筒エンジンはオンロードではもちろん、オフロードでも抜群のパワーとトルクを発揮します。
スクリーンやハンドルガードなどウインドプロテクションもしっかりしているため、ロングツーリング時も快適に走れるバイクです。

クラッチ付きのMTモデルとクラッチ、シフト操作のいらないDCTモデルがラインナップされており、本格的なオフならMT、と思われがちですが、アフリカツインのDCTはオフロードもしっかり考えて設計、セッティングされているため、DCTモデルでも十分にアフリカツインを楽しむことができます。

スタンダードモデルとは別にASとESというモデルがあり、ASはフロントタイヤを19インチにサイズダウンさせて足つき性の向上を狙ったもの。
ESは電子制御サスペンションを搭載したモデルで、走行シチュエーションに合わせてサスペンションの柔らかさや減衰をボタン操作で変更することができます。

一見足つきが悪いように見えますが、フロント21インチのスタンダードモデルでも身長170cmあれば両足が付くほどシートの形状が考えられてるため、気になった方はまずは一度実車に跨ってみることをおすすめします。

CRF1100L アフリカツイン スペック

CRF250RALLY 2023年モデル スペック
全長 2330 mm 全幅 960 mm
全高 1485 mm シート高 870 mm
ホイールベース 1575 mm 車両重量 231 kg
燃料タンク容量 18 L 燃料供給方式 インジェクション
エンジン 4スト水冷並列2気筒
最高出力 75kW(105PS) / 7500RPM
最大トルク 112N・m(11.4kgf・m) / 5500RPM

レブル250

アメリカンクルーザースタイルとしてはかなり新しい部類のレブル250。
レブル登場前まではクラシカルなスタイルだったアメリカンクルーザージャンルでしたが、レブルの登場により現代らしい新しいアメリカンクルーザーの風が吹きました。

サイズ感と扱いやすさ、スタイルなどからレブル250は高い人気があり、特に女性からの人気も高いのが特徴。
足つきは抜群に良いので、可愛らしさなどスタイルだけでなく、乗りやすさという点でも人気のバイクです。

エンジンは水冷単気筒を搭載し、250ccクラスらしいリニアな特性となっています。
アメリカンクルーザーですが、街中や高速だけでなくワインディングを走っても乗りやすくて楽しめるマシンなので、まずはバイクで色んな場所を走ってみたい、という初心者の方にもおすすめです。

レブル250 スペック

REBEL 250 2022年モデル スペック
全長 2205 mm 全幅 820 mm
全高 1090 mm シート高 690 mm
ホイールベース 1490 mm 車両重量 171 kg
燃料タンク容量 11 L 燃料供給方式 インジェクション
エンジン 4スト水冷単気筒
最高出力 19kW(26PS) / 9500RPM
最大トルク 22N・m(2.2kgf・m) / 6500RPM

レブル1100T

アメリカンクルーザースタイルのレブルにもリッター超えのレブル1100があります。
レブル1100Tは純正で大型のフロントカウルやサイドケースを装備し、ロングツーリングも快適に走れるバガースタイルに仕上がっています。

クラッチ付きのMTモデルと、クラッチシフト操作を自動で行うDCTモデルがラインナップされており、快適性で選ぶならDCT、快適性だけでなく大型バイクらしい味もしっかり欲しい方はMTモデルがおすすめ。
エンジンは水冷並列2気筒のアフリカツイン系のエンジンがベースとなっているためパワフルですが、低回転ではしっかり鼓動感も感じられる仕上がり。
アメリカンクルーザーとしては空冷エンジンほどの味はありませんが、その代わりに現代のバイクらしい高性能ぶりとなっているため、これに乗ってパワーが足りないと思うことはまず無いと思います。

レブルシリーズのフラッグシップモデルとして、レブルならではの可愛らしさ、美しさはしっかり持ち合わせているので、ハイテクな大型アメリカンクルーザーを探している方、レブル250や500からのステップアップにもおすすめです。

レブル1100T スペック

REBEL 1100T 2024年モデル スペック
全長 2240 mm 全幅 850 mm
全高 1180 mm シート高 700 mm
ホイールベース 1520 mm 車両重量 238 kg
燃料タンク容量 13 L 燃料供給方式 インジェクション
エンジン 4スト水冷並列2気筒
最高出力 64kW(87PS) / 7000RPM
最大トルク 98N・m(10kgf・m) / 4750RPM

PCX125(JK05)

日本ではもちろん、世界中で愛されている現代の働くスクーターPCX。
2021年のモデルチェンジで一新されたPCX125は250ccクラスのビッグスクーターと同等と言っても過言ではないほど高い質感となっており、キーはスマートキーとなっています。

この型から採用されているエンジンは、4バルブ化された新設計エンジン「eSP+」を搭載。
前後ディスクブレーキとなっており、制動力は125ccクラスとは思えない安心感あるブレーキとなっています。
トラクションコントロールは本来大型クラスのバイクで見るものですが、PCX125にも搭載されており、前後輪のスピードとスロットルポジションを読み取り、燃料噴射量を制御することで、リアのスリップダウンを防ぐなど、一昔前の125ccスクーターとは全く違ったハイテク仕様。

実際乗ってみても走ってわかる質感の高さがあるので、『125ccだから…』と言って侮れません。
高速道路が走行できなかったり、125ccクラスのできることは変わりませんが、街乗りや下道ツーリングレベルなら十分すぎるほど質感の高いスクーターです。

PCX125(JK05) スペック

PCX 2023年モデル スペック
全長 1935 mm 全幅 740 mm
全高 1105 mm シート高 764 mm
ホイールベース 1315 mm 車両重量 133 kg
燃料タンク容量 8.1 L 燃料供給方式 インジェクション
エンジン 4スト水冷単気筒
最高出力 9.2kW(12.5PS) / 8750RPM
最大トルク 12N・m(1.2kgf・m) / 6500RPM

フォルツァ(MF17)

一昔前のビックスクーターブーム時に定番だったフォルツァは現代ではかなり進化しています。
スタイリングは一新され、LEDヘッドライトに液晶メーターなど、見た目も中身も高性能なスクーターとなって現行モデルとして販売されています。

2021年からは新設計エンジン「eSP+」を搭載し、燃費も環境性能も向上。
キーの抜き差しがいらないスマートキーや位置調整が可能な電動スクリーン、後輪のスリップを防ぐセレクタブルトルクコントロールなど、ビックスクーターとしてはかなり高性能な仕様となっています。

シート下の積載スペースや、長距離運転時のATの楽さなど、ビックスクーターとしての機能はしっかりしているため、街中の移動や週末のツーリングなど、MT車以上に快適なバイクライフを送りたい方におすすめです。

フォルツァ(MF17) スペック

FORZA 2022年モデル スペック
全長 2145 mm 全幅 750 mm
全高 1360 mm シート高 780 mm
ホイールベース 1510 mm 車両重量 186 kg
燃料タンク容量 11 L 燃料供給方式 インジェクション
エンジン 4スト水冷単気筒
最高出力 17kW(23PS) / 7750RPM
最大トルク 24N・m(2.4kgf・m) / 6250RPM

X-ADV

一見250ccや400ccクラスのビックスクーターのようにも見えるX-ADVはなんと750ccクラスのエンジンを搭載した大型スクーター。
ですが、一般的なスクーターとは違いフロントは17インチホイールに前後ブロックパターンのタイヤを装着し、サスペンションストロークを長めに設定するなどオフロード走行も考慮されて設計されたアドベンチャータイプのスクーターです。
日本のバイクとして初めてデイタイムランニングライト(DRL)が採用され、ヘッドライトが常時点灯ではなく外の明るさに合わせて自動点灯し、日中はDRLのみが点灯するなど、アドベンチャーモデルらしいハイテク機能も。

エンジンは水冷並列2気筒を搭載し、クラッチ、シフト操作のいらないDCT仕様。
サイズ感はそこまで大きすぎず、一般的なビックスクーターと大きくは変わらないので、ビックバイク初心者でも安心して乗ることができます。

X-ADV スペック

X-ADV 2022年モデル スペック
全長 2200 mm 全幅 940 mm
全高 1340 mm シート高 790 mm
ホイールベース 1580 mm 車両重量 236 kg
燃料タンク容量 13 L 燃料供給方式 インジェクション
エンジン 4スト水冷並列2気筒
最高出力 43kW(58PS) / 6750RPM
最大トルク 69N・m(7kgf・m) / 4750RPM

筆者プロフィール

Bike Life Lab supported by バイク王

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