ストリートファイターとはどんなバイク?魅力とおすすめ人気車種を紹介!
公開日:2023.11.30 / 最終更新日:2024.08.14
バイクには過去のバイクカルチャーから生まれたバイクのスタイルを、メーカーが新車で発売することによって一つのバイクジャンルとして確立したものがあります。
今回紹介するストリートファイターは諸説ありますが元々スタント文化から生まれたものと言われることもあります。
ですが、最近ではバイクジャンルの一つとして各メーカーから様々なストリートファイタータイプの新車が発売されています。
今回はそんなストリートファイターとはどんなバイクのことなのか、おすすめの車種と合わせて紹介していきます!
ストリートファイターとはどんなバイク?
ストリートファイターというバイクジャンルはネイキッドバイクのカテゴリの一つ。
ストファイという愛称でも親しまれています。
バイクでウィーリーやストッピーなどアクションスタントをする場合、ある程度パワーがあって、軽量の車体を選びますが、ベースとなる車体は純粋なネイキッドだけでなく、フルカウル車のカウルを取り外してネイキッド化したバイクを使うことがありました。
明確に線引されているわけではなく、今でもネイキッドと一括りに扱われることもありますが、定義としてはフルカウルスポーツ車をベースにカウルを取り外してネイキッド化し、セパレートハンドルではなくバーハンドルに変更。
低〜中回転域にトルクが必要なため、排気量がある程度大きい車体がストリートファイターのベースになる事が多いです。
現在ではバイクメーカーから純正でストリートファイターのバイクが発売されており、スポーツバイクをベースにネイキッド化してバーハンドルを装着、エンジン特性も低回転域に振った特性に変更されるなど、サーキットなどの高速域で活躍するバイクをベースに、ストリートでより扱いやすい仕様として販売されています。
一般的なネイキッドとは違うため、新車のストリートファイターのヘッドライトはメジャーな丸形ではなく、異型ヘッドライトを採用することが多いというのも特徴の一つです。
ストリートファイターの魅力
スポーツバイクのストリート仕様、とも言えるストリートファイターのバイクは公道を走る上で様々なメリットがあります。
楽なポジションと速さ
ストリートファイターのハンドルは、スポーツバイクに採用される前傾姿勢のセパレートハンドルではなく、バーハンドルのものが多いため楽なライディングポジションで運転することができます。
ポジション自体は一般的なネイキッドと大きく変わりません。
ですがエンジンはスーパースポーツバイクのエンジンをベースにストリート向けのセッティングで搭載されることが多いため、速さとポジションの楽さを両立させているバイクタイプと言えるでしょう。
デザイン性が高いモデルが多い
フルカウルスポーツバイクにあるようなエッジの効いたデザインをストリートファイターに落とし込むため、通常のネイキッドよりも攻撃的でファッション性に優れたモデルが多いというのも特徴的です。
ストリートファイターの人気車種
Z250SL
Z250SLは通常のZ250やNinja250とは違い、オフロードバイクにも使われていた水冷単気筒エンジンを搭載したバイク。
車体は2気筒搭載モデルに比べて小型でスリムになっていますが、一般的な250ccクラスの車格サイズです。
SLとはスーパーライトの意味で2気筒搭載モデルよりも約20kg軽量されています。
デザインも変わっており、サイドに見えるトラスフレームはストリートファイターらしい迫力があります。
ネイキッドとして括られていますが、ジャンルとしては250ccクラスのストリートファイターと言える、軽量スリムなマシンです。
Kawasaki Z250SL 2017年モデル スペック | |||
全長 | 1935 mm | 全幅 | 700 mm |
全高 | 1015 mm | シート高 | 785 mm |
ホイールベース | 1330 mm | 車両重量 | 148 kg |
燃料タンク容量 | 11 L | 燃料供給方式 | インジェクション |
エンジン | 4スト水冷単気筒 | ||
最高出力 | 21kW(29PS) / 9700RPM | ||
最大トルク | 22N・m(2.2kgf・m) / 8200RPM |
Z250
Z250は2013年に登場したストリートファイター系ネイキッドモデル。
フルカウルスポーツマシンであるNinja250がベースとなっており、エンジンは同じ水冷2気筒エンジンを搭載していますが、ストリートユーズに向けて各部のセッティングが変更されています。
250ccクラスのフルカウルの中ではNinja250もストリートで乗りやすい方ではありますが、Z250の乗りやすさ、扱いやすさはそれ以上で、フルカウル250とは違った250ccスポーツネイキッドとしての立ち位置も確立しました。
後半のモデルではABSやアシスト&スリッパークラッチを搭載し、2023年現在ではマイナーチェンジを経て新車としても継続販売されています。
ストリートファイターとしても目を引くデザインなので、250ccクラスでツーリングも街乗りも楽にできるネイキッドを探している方におすすめのバイクです。
Kawasaki Z250 2023年モデル スペック | |||
全長 | 1990 mm | 全幅 | 800 mm |
全高 | 1060 mm | シート高 | 795 mm |
ホイールベース | 1370 mm | 車両重量 | 164 kg |
燃料タンク容量 | 14 L | 燃料供給方式 | インジェクション |
エンジン | 4スト水冷並列2気筒 | ||
最高出力 | 26kW(35PS) / 12500RPM | ||
最大トルク | 22N・m(2.2kgf・m) / 10500RPM |
MT-25
2015年に登場したMT-25はフルカウルモデルであるYZF-R25をベースとしたストリートファイター系ネイキッド。
MT-25登場以前から活躍していたMT-07、MT-09などスポーツ性能の高いネイキッドのDNAを受け継ぎ、250ccクラスでもストリートファイターとしてのキャラクターを実装しました。
エンジンは水冷並列2気筒を搭載し、街中では扱いやすく、スロットルをリニアに開けるとスポーツバイクらしい加速を発揮します。
2019年のマイナーチェンジ後、LED化されたヘッドライトや倒立フロントフォークを採用するなど、ストリートファイターとしてのキャラクターがさらに強くなりました。
250ccクラスでは他に見ないスタイリングとなっているため、この排気量クラスでより本格的にストリートファイターを楽しみたい方にもおすすめできるバイクです。
YAMAHA MT-25 ABS 2022年モデル スペック | |||
全長 | 2090 mm | 全幅 | 755 mm |
全高 | 1070 mm | シート高 | 780 mm |
ホイールベース | 1380 mm | 車両重量 | 167 kg |
燃料タンク容量 | 14 L | 燃料供給方式 | インジェクション |
エンジン | 4スト水冷並列2気筒 | ||
最高出力 | 26kW(35PS) / 12000RPM | ||
最大トルク | 23N・m(2.3kgf・m) / 10000RPM |
390DUKE
オフロードイメージの強いオーストリアのバイクメーカーKTMからも中型クラスのストリートファイターネイキッドが販売されています。
DUKE(デューク)シリーズは125,200,250,390,690,790,890,1290と幅広い排気量があり、どれも激しいストリートファイタースタイル。
中でも390は日本での普通自動二輪免許で乗ることができる最大排気量というのもあり、他メーカーの同排気量に比べて激しい味付けとなっています。
他の中型ネイキッドと違うのはフルカウルスポーツがベースとなっているのではなく、純正なストリートファイターとしてDUKEから始まっているということ。
その後フルカウルのRCシリーズも登場していますが、当時オフロードバイクが主流だったメーカーがストリートを考えてリリースしたのがDUKEなので、ストリートファイターとしてはより純度の高いバイクとなっています。
KTM 390 DUKE 2023年モデル スペック | |||
シート高 | 820 mm | 車両重量 | 165 kg |
燃料タンク容量 | 15 L | 燃料供給方式 | インジェクション |
エンジン | 4スト水冷単気筒 | ||
最高出力 | 44PS / 9000rpm |
G310R
大型クラスしかラインナップしていなかったBMWから初の中型クラスのバイクとして登場したのがG310R。
フルカウルマシンがベースではなく、最初からストリートファイター系ネイキッドとして登場したバイクで、エンジンは水冷単気筒を搭載。
さすが外車というべきか、エンジンが国産車とは作りが少し違っていて、前方吸気、後方排気と一般的なレイアウトとは逆の形を取っており、実際乗って感じるフィーリングもこのクラスの一般的なエンジンとは違ってトルクフルで扱いやすい味付けとなっています。
スタイリング面でも純正から倒立フロントフォークを採用し、LEDヘッドライトなど国産車とは違ったBMWらしい高級感あるスタイルとなっているため、最も手が出しやすいBMWのバイクだと思います。
BMW G310R 2023年モデル スペック | |||
全長 | 2005 mm | 全幅 | 849 mm |
全高 | 1080 mm | シート高 | 785 mm |
ホイールベース | 1380 mm | 車両重量 | 158.5 kg |
燃料タンク容量 | 11 L | 燃料供給方式 | インジェクション |
エンジン | 4スト水冷単気筒 | ||
最高出力 | 25kW(34PS) / 9500RPM | ||
最大トルク | 28N・m / 7500RPM |
MT-09
MT-09は登場からストリートファイターというジャンルを盛り上げ続けている大型バイクです。
大型ネイキッドらしいスタイリングですが、尖ったデザインのためどこか攻撃的で街中での映え方は抜群!
ネイキッドとハイパーモタードを掛け合わせたような迫力あるスタイリングとなっています。
マイナーチェンジ後のMT-09は更に洗練されてヘッドライト周りが従来のものとは違い、プロジェクターライトを採用した斬新なスタイルに仕上がっています。
エンジンは水冷並列3気筒と2気筒でも4気筒でもない珍しいレイアウトですが、2気筒と4気筒のそれぞれ美味しい部分をいいとこ取りした扱いやすい味付けとなっています。
街乗りから高速を使ったツーリングまで幅広く楽しめるので、大型デビューで選んでも乗りやすいバイクだと思います。
YAMAHA MT-09 2024年モデル スペック | |||
全長 | 2090 mm | 全幅 | 820 mm |
全高 | 1145 mm | シート高 | 825 mm |
ホイールベース | 1430 mm | 車両重量 | 193 kg |
燃料タンク容量 | 14 L | 燃料供給方式 | インジェクション |
エンジン | 4スト水冷並列3気筒 | ||
最高出力 | 87.5kW(119PS) / 10000RPM | ||
最大トルク | 93N・m(9.5kgf・m) / 7000RPM |
S1000R
先程紹介したG310Rの親玉クラスなのがS1000R(画像は2019年モデル)。
フルカウルスーパースポーツモデルのS1000RRをベースに、カウルを取ってネイキッド化されたのがこのバイクです。
マイナーチェンジ後の現行モデルではネイキッドではありますが、サイドカウルがあってある意味ハーフカウル的なスタイルになっており、ストリートファイターらしい力強さを感じさせてくれます。
エンジンは水冷並列4気筒とS1000RRと同系統のエンジンを搭載。
スーパースポーツは街中では乗りにくいですが、S1000Rではアップなハンドルでポジションもキツくなく、電子制御によって公道でも楽にパワーを扱うことができるようになっています。
BMW S1000R 2023年モデル スペック | |||
全長 | 2075 mm | 全幅 | 815 mm |
全高 | 1050 mm | シート高 | 830 mm |
ホイールベース | 1450 mm | 車両重量 | 204 kg |
燃料タンク容量 | 16.5 L | 燃料供給方式 | インジェクション |
エンジン | 4スト水冷並列4気筒 | ||
最高出力 | 121kW(165PS) / 11000RPM | ||
最大トルク | 114N・m / 9250RPM |
Z1000
2003年の登場からカワサキのストリートファイターとしてのスタイルを確立し続けてきたのがZ1000。
ストリートファイターはただネイキッドだけでなく、攻撃的なカウルや流線ラインなど各メーカー様々なスタイルがありますが、中でも最も筋肉質でファットなイメージが強いのはこのバイクだと思います。
マイナーチェンジを繰り返し、2014年以降のモデルはヘッドライトが大きく変更され、前モデルの流れは汲みつつも、戦隊モノの悪役で出てきそうな顔つきとなっており、「これがたまらない…」というストリートファイター好きは多いはず。
エンジンはスーパースポーツのZX-10Rにも採用されている水冷並列4気筒エンジンを搭載し、パワー的にも大型バイクらしい十分な余裕を持っています。
元からカスタムバイクのような見た目と作り込みなので、このスタイルに惚れ込んだ方は今から乗り始めてもストリートファイターを楽しめるはずです。
Kawasaki Z1000 2022年モデル スペック | |||
全長 | 2050 mm | 全幅 | 790 mm |
全高 | 1055 mm | シート高 | 815 mm |
ホイールベース | 1440 mm | 車両重量 | 221 kg |
燃料タンク容量 | 17 L | 燃料供給方式 | インジェクション |
エンジン | 4スト水冷並列4気筒 | ||
最高出力 | 104kW(141PS) / 10000RPM | ||
最大トルク | 111N・m(11.3kgf・m) / 7300RPM |
Z H2
バイクは車と違って過給器が付いているモデルは少ないですが、スーパーチャージードエンジンを搭載したバイクがこのZ H2。
様々な記録を塗り替えているNinja H2のエンジンをベースに、ストリートファイターとして落とし込まれたマシンで、スーパーチャージャーの強みである低回転からのスムーズな加速は唯一無二のもの。
H2は過去にあった2スト750ccのマッハにちなんだもので、スーパーチャージドエンジンによって当時のような爆発的な加速や迫力が楽しめるということで名付けられました。
決しておっかなびっくり乗るようなモンスターマシンではなく、Z H2は特にストリートユースを考えられているため、電子制御やクイックシフターなども装備されており、実用性も優れたバイクです。
先程のZ1000とは違ったスタイルですが、フロントには過給器用の吸気ダクトが付いていたり、これはこれで一般的なストリートファイターとはまた違った魅力があるスタイルに仕上がっています。
スーパーチャージドエンジン搭載のバイクは後にも先にも他に出てくる可能性は少ないと思われますので、乗るなら今かもしれません!
Kawasaki Z H2 2023年モデル スペック | |||
全長 | 2085 mm | 全幅 | 810 mm |
全高 | 1130 mm | シート高 | 830 mm |
ホイールベース | 1455 mm | 車両重量 | 240 kg |
燃料タンク容量 | 19 L | 燃料供給方式 | インジェクション |
エンジン | 4スト水冷並列4気筒 | ||
最高出力 | 147kW(200PS) / 11000RPM | ||
最大トルク | 137N・m(14kgf・m) / 8500RPM |
GSX-S1000
スーパースポーツであるGSX-R1000をベースにストリートで扱いやすいセッティングを施し、ネイキッドの車体に搭載してストリートファイターとして登場したのがGSX-S1000。
ストリートファイターのスタイルで特徴的なフロントが低く、リアにかけて立ち上がっていくようなラインが強いバイクで、マイナーチェンジ後の現行モデルではLEDヘッドライトが縦に2つ並ぶという先進的なデザインを取り入れています。
スーパースポーツのパワーは街中では扱いきれない、というのは定説ですが、GSX-S1000ではライドバイワイヤ、ライディングモード選択など、大きな排気量でパワーのあるバイクでも扱いやすくストリートセッティングがされているため、街中やライトにワインディングを楽しむならスーパースポーツよりもずっと楽しめて乗りやすい仕上がりとなっています。
スーパースポーツはハードルが高いけど、これなら乗れそう!と親しみやすさもあるバイクなので、頼り強く楽しめる大型バイクが欲しい方におすすめです。
SUZUKI GSX-S1000 2023年モデル スペック | |||
全長 | 2115 mm | 全幅 | 810 mm |
全高 | 1080 mm | シート高 | 810 mm |
ホイールベース | 1460 mm | 車両重量 | 214 kg |
燃料タンク容量 | 19 L | 燃料供給方式 | インジェクション |
エンジン | 4スト水冷並列4気筒 | ||
最高出力 | 110kW(150PS) / 11000RPM | ||
最大トルク | 105N・m(10.7kgf・m) / 9250RPM |
ストリートトリプルRS
ストリートファイターというバイクジャンルがまだ確立しきっていない時代からこの路線を貫いてきたのがトライアンフのストリートトリプル。(画像は2019年モデル)
初期型は丸目2灯というキャラクターのようなフェイスで登場し、現行モデルでも2灯は受け継がれてLEDヘッドライトが採用されています。
搭載している並列3気筒エンジンはトライアンフのスーパースポーツモデルであるデイトナがベースとなっていますが、パワーセッティングだけでなくホイールベースやキャスター角など、ストリートで扱いやすいように合わせてストリートトリプル用にセッティングされています。
排気量の大きな仕様としてスピードトリプルというモデルも。
ですが公道で乗るならこの排気量が一番乗りやすい、というストリートトリプルファンを世界中に持つバイクです。
TRIUMPH Street Triple RS 2023年モデル スペック | |||
全長 | 2050 mm | 全幅 | 790 mm |
全高 | 1060 mm | シート高 | 836 mm |
ホイールベース | 1400 mm | 車両重量 | 189 kg |
燃料タンク容量 | 15 L | 燃料供給方式 | インジェクション |
エンジン | 4スト水冷並列3気筒 | ||
最高出力 | 96kW(130PS) / 12000RPM | ||
最大トルク | 80N・m / 9500RPM |
ストリートファイターV4
ストリートファイタースタイルのバイクは基本正義の味方が乗るものではなく、悪役が乗っていそうなスタイルに仕上がっていることが多いですが、バットマンに登場するジョーカーにインスピレーションを受けたストリートファイターがあります。
ストリートファイターV4はファットなフロントからナイフで切られたような鋭いリア周り、片持スイングアームなど、ストリートファイターとして洗練されたデザインとなっています。
ベースとなっているのはパニガーレV4となっており、水冷V型4気筒エンジンを搭載。
ドゥカティと言えばLツインのイメージですが、新型V4エンジンは性能もサウンドもまた違った迫力のあるものに仕上がっています。
フロントフェイスはパニガーレV4をイメージしたデザインとなっており、現実的にV4エンジンをどこでも扱いやすく、ストリートファイターとして洗練されたマシンを探している方におすすめです。
DUCATI Streetfighter V4 2021年モデル スペック | |||
全長 | 2112 mm | 全幅 | 833 mm |
全高 | 1003 mm | シート高 | 845 mm |
ホイールベース | 1488 mm | 車両重量 | 201 kg |
燃料タンク容量 | 16 L | 燃料供給方式 | インジェクション |
エンジン | 4スト水冷V型4気筒 | ||
最高出力 | 153kW / 13000RPM | ||
最大トルク | 123N・m / 9500RPM |
1290スーパーデュークR
DUKEシリーズの頂点に君臨するのが1290スーパーデュークR。
KTMネイキッドの最高峰モデルでもあるスーパーデュークは水冷Vツインエンジンを搭載し、暴力的な加速性能を持っていますが、バンクセンサーやトラクションコントロールなどの電子制御によって、シチュエーションに合わせてパワーを手懐けながら乗ることができます。
スタイリングはデュークシリーズの頂点ということもあり、最も凶悪さが目立つスタイリングとなっていますが、ストリートファイターとしての仕上がりは絶品。
街で走っていたら思わず振り向いてしまうような、他にはない味があるデザインです。
デュークシリーズには小排気量からミドルクラス、大型クラスまで幅広くラインナップされていますが、ストリートファイターとしての爆発的な運動性能を体感したいなら1290がおすすめです。
KTM 1290 SUPER DUKE R 2022年モデル スペック | |||
シート高 | 835 mm | 車両重量 | 198 kg |
燃料タンク容量 | 16 L | 燃料供給方式 | インジェクション |
エンジン | 4スト水冷V型2気筒 | ||
最高出力 | 180PS / 9500RPM | ||
最大トルク | 140N・m / 8000RPM |
ストリートファイターでバイクをもっと深く楽しもう
ライダーの中には大型バイクは高速ならまだしも、公道では扱いきれないという方も多くいます。
それはもっともで、パワーを発揮しようとするとスピードが出すぎてしまうから。
しかしそれはサーキット走行を前提としたスポーツバイクに色濃く出ている部分で、公道での使用だけでなく公道レベルのファンライドを考慮されたストリートファイターならルールの中で楽しく乗れる幅が広いと言えます。
公道を走る上ではストリートバイク以上にストリートファイターは考えて設計されているので、バイクに乗る楽しさ、操る楽しさを体感したいなら是非オススメしたいバイクタイプです。
ストリートファイターが気になった方は、自分好みのマシンを探してみてください。