【詳細画像あり】東京卍リベンジャーズに登場するバイクまとめ一覧【東リベ】
公開日:2022.07.29 / 最終更新日:2023.01.25
東京卍リベンジャーズとは?
中学時代不良だった主人公が当時にタイムリープし、ヒロインの事故死の元凶となる暴走族グループを変えていくという漫画・アニメです。
舞台化や映画化もされた本作品には沢山のバイクが登場されているため、画像付きで紹介・解説をしていきます!
※旧車・絶版車という特性上、紹介するバイクの画像はメーカーが発売した際のオリジナルの状態から異なるものがあります。
登場バイク一覧
佐野万次郎 | HONDA CB250T |
花垣武道 | HONDA CB250T |
龍宮寺堅 | Kawasaki ZEPHYR400 |
三ツ谷隆 | SUZUKI GSX400 IMPULSE |
林田 春樹 | HONDA CBX400F |
羽宮一虎 | KAWASAKI KH400 |
河田ナホヤ | YAMAHA RZ250 |
乾青宗 | YAMAHA RZ350 |
場地圭介 | SUZUKI GSX250E |
松野千冬 | SUZUKI GSX250E |
黒川イザナ | HONDA CBR400F |
三途春千夜 | KAWASAKI GPZ900R |
車種の紹介
東京卍リベンジャーズに登場するバイクはどれも既に生産が終了している絶版車・旧車となっていますが、
登場人物が乗っているバイクはいったいどのようなバイクなのでしょうか?
HONDA – CB250T HAWK
HONDAのCB250T HAWK(ホーク)は東京卍會総長で「無敵のマイキー」こと佐野 万次郎(さのまんじろう)と、物語の主人公の「タケミっち」こと花垣 武道(はながき タケミチ)の愛車です!
なぜ「バブ」と呼ばれている?
バブと呼ばれるようになった由来は、実は排気音が「バブーッ!!」と聞こえるという単純な理由…。
個性的なデザインが人気の秘密?
バブはそれまでのバイクとは違ったバイクだったため、色々なパーツにニックネームが付けられていました。
マフラーは「タヌキのシッポ」
また、初期型のタンクは「ヤカン」と呼ばれていたり、バイクのシートは厚みがあるため「ザブトン」と呼ばれていたそうです。
CB250T バブ 詳細画像
コチラの記事で詳しく解説しています!
■東京卍リベンジャーズに登場するバブってどんなバイク?Honda CB250T HAWK
Kawasaki – ZEPHYR400
KawasakiのZEPHYR400(ゼファー400)は、東京卍會の副総長の「ドラケン」こと龍宮寺 堅(りゅうぐうじ けん)の愛車です!
ゼファー400の発売当時はレース用のバイクをモチーフに公道を走れるように開発された「レーサーレプリカ」という速さを求めるバイクで各メーカーが凌ぎを削りあっていました。
カウルという風よけのためのパーツが付いていたり、バイクに乗る時の姿勢も前傾姿勢になるようなバイクで、ゼファーとは全く見た目が違います。
このようなバイクが流行していた中、突然登場したのがゼファー400。
流行や時代の流れに逆行するようなバイクでしたが、なんと発売後に年間販売台数の首位を獲得するほどの大ヒットを記録。
レーサーレプリカのブームが終了し、ネイキッドバイクのブームが到来することとなりました。
ゼファーの中でも「火の玉カラー」というカラーリングは今でも人気!
Kawasakiの名車「Z1」のオレンジとブラウンを基調としたカラーリングで、現在も発売されている人気の大型バイク「Z900RS」にも受け継がれています。
ゼファー400 詳細画像
コチラの記事で詳しく解説しています!
■東京卍リベンジャーズに登場するゼファーってどんなバイク?KAWASAKI ZEPHYR
SUZUKI – GSX400 IMPULSE
SUZUKIのGSX400 IMPULSE(インパルス)は、東京卍會の創設メンバーで、弐番隊隊長の三ツ谷 隆(みつや たかし)の愛車です!
作中で乗っているインパルスは94年発売の3代目インパルス。
初期型のインパルスという情報もありますが、作中を見てみるとファットなタンクやラジエーターなどの特徴から3代目のGK79Aの型式で間違いないでしょう!
ドラケンが乗るゼファーの登場をきっかけにネイキッドバイクの人気が急速に盛り上がっていた時代に発売されたモデルで、
当時の400ccクラス最高の53馬力を発揮するとともに、ストリートでの乗りやすさも重視された「速さと乗りやすさの両方を追求したバイク」です!
SUZUKIの伝統的なカラーリングで発売されている事からも当時の人気の高さが伺えますね!
「オレの“子猫ちゃん”(インパルス)は世界一だぞ?」と愛情を注ぐのも納得です。
インパルス 詳細画像
コチラの記事で詳しく解説しています!
■東京卍リベンジャーズに登場するインパルスってどんなバイク?SUZUKI GSX400IMPULSE
HONDA – CBX400F
HONDA CBX400Fは東京卍會の創設メンバーで、参番隊隊長の「パーちん」こと林田 春樹(はやしだ はるき)の愛車です!
CBXと言えば族車の王様的な存在としても知られるバイクですが、それは今の話で発売された時代では当時にしては常識破りなほど高性能なバイクでした!
CBXが登場したのは1981年ですが、当時最速の2ストロークネイキッドバイクRZ350の45馬力を上回る48馬力をもって登場した4ストロークバイクです。
現代でもファンが多いデザインで、人気のミニバイクのmonkey(モンキー)や、教習車としても知名度の高いCB400SF(スーパーフォア)でもこのCBX400Fのカラーリングをモチーフにしたモデルが発売されるほど。
エキパイ(エキゾーストパイプ、マフラーの付け根の部分)がクロスしているデザインも人気ポイントです!
CBX400F 詳細画像
コチラの記事で詳しく解説しています!
■東京卍リベンジャーズに登場するCBXってどんなバイク?Honda CBX400F
KAWASAKI – KH400
KAWASAKI KH400(ケッチ)は東京卍會の創設メンバーの羽宮一虎(はねみや かずとら)の愛車です!
KH400のエンジンは2ストローク3気筒エンジン。
このエンジンのルーツとなるマシンは1969年に発売された 500SS マッハⅢ というバイク。
発売当時、世界最速の市販車といわれる程の性能を誇り「じゃじゃ馬」などと呼ばれ、
エンジン性能と車体やブレーキ装置のアンバランスさゆえに、”すぐにウィリーする” ”曲がらない” ”止まらない” などと言われ、「マッハ伝説」として語り継がれていくことに…
そんなKawasakiのトリプル(三気筒)の最後を飾ったのがこのKH400。
KH400は過激かつエキサイティングなエンジンフィーリングが特徴。
バイクの加速はトルクによって決まりますが、KH400の最大トルクは3.9kgm/6,500rpm。(エンジンの回転数が6,500回転の時に3.9kgmのトルクを発生させます。)
1982年に登場して400ccクラス最速と呼ばれたCBX400Fの最大トルクは3.4kgm/9,000rpmですので、とても加速性能に優れていたバイクだったということが分かりますね!
パワーバンド(エンジンが最も効率よくパワーを発揮する回転数)に入った瞬間に排気音が甲高くなり、エンジンの振動も強くなり猛然と加速するときは実際よりも数段早く感じる程。
KH400はマッハ伝説を受け継いだ、とてもエキサイティングなバイクです!
KH400 詳細画像
コチラの記事で詳しく解説しています!
東京卍リベンジャーズに登場するケッチってどんなバイク?KAWASAKI KH400
YAMAHA – RZ250
YAMAHA – RZ250は東京卍會肆番隊隊長の「スマイリー」こと河田ナホヤの愛車です!
作中に登場する河田ナホヤのRZ250は黒金カラーの車体に三段シートを取り付けて族車仕様にカスタムされています。
細部までは描かれていないためわかりませんが、集合チャンバーらしきサイレンサーが見える場面もあるため、三段シートに集合チャンバーと定番の族車カスタムが施されているようです。
ヤマハは60年代から2ストロークに力を入れていたメーカーでしたが、70年代に世界中を襲ったオイルショックによって燃費の悪い2ストの人気が大きく低下。
2ストの時代は終わったと考える人も少なくありませんでした。
ヤマハは、最後に2ストらしい2ストを作ろうと決断し、市販レーサーTZの技術を徹底的に盛り込んだ市販車としてRZ250を作ることにしたのです。
市販レーサーTZの技術をフィードバックし、モノクロスタイプのリアショックや水冷エンジン、チャンバー風のエキゾーストなど、当時としては画期的なメカニズムを多数取り入れてマシンでした。
現在でも人気の高いバイクで、2スト好きのライダーからスマイリーのようなカスタムをしたヤンチャ系ライダーまで幅広く人気のあるバイクです。
RZ250 詳細画像
コチラの記事で詳しく解説しています!
東京卍リベンジャーズに登場するRZ250ってどんなバイク?YAMAHA RZ250
YAMAHA – RZ350
YAMAHA – RZ350は「イヌピー」こと、乾青宗(いぬい せいしゅう)の愛車のです!
その走りは当時のミドルクラスで文句なしに最速で。サーキットテストでは最新の750ccさえも大きく引き離すという俊足ぶりから「ナナハンキラー」と呼ばれることも。
RZ250とRZ350の違い
・排気量の違い。RZ350のエンジンは、RZ250のボアを54mmから64mmに拡大したことで排気量を100cc増大させています。
・250ccから350ccへのパワーアップに対して、フロントブレーキはダブルディスク化
・ホーンが低音、高音のダブルに
・その他は同じように見えますが、実はキャブレターやマフラーもRZ350専用品。
・リアホイールにはハブダンパーが追加されていて、リアのスプロケットの歯数が違う
・メーターの表示が違う
など、細かく見ていくと色々と異なる点があります。
同じ車体のRZ250と乗り比べるとRZ350は下からトルクがあるのでストリートではとても乗りやすく、パワーバンドに入るとハイパワーで強烈な加速。
時にはフロントタイヤを持ち上げてしまうような獰猛さはRZ350ならでは。
RZ350 詳細画像
コチラの記事で詳しく解説しています!
YAMAHA RZ350は2スト350ccエンジンのナナハンキラー
SUZUKI – GSX250E
SUZUKIのGSX250E(ゴキ)は東京卍會壱番隊隊長の場地圭介と、壱番隊副隊長の松野千冬の愛車です!
なぜ「ゴキ」と呼ばれている?
初期型は通称ザリと呼ばれていて、由来はデザインがザリガニっぽいからという理由。
場地が作中に乗っていると思われる後期型のGSX250Eは、『タンクがのっぺりしていて、跨ったライダー目線からゴキブリっぽく見える』という理由からゴキと呼ばれるようになりました。
ザリやバブなどと比べてあまりにも酷い呼び名となっていますが、ゴキとして多くの人に認知されています。
当時の250ccは400ccの車体をそのまま使用してエンジンの排気量だけを小さくすることがほとんどだったので、パワー不足と言われることが多かったのですが、
GSX250Eは外観こそ同じように見えてもフレームから専用設計。
軽量な車体にDOHC4バルブエンジンを搭載したことで鋭い走りを見せてくれました。
ANDF(アンチノーズダイブフォーク)といって、ブレーキをかけた際のフロントフォークの沈み込みを抑え、急ブレーキやコーナー進入時の安定性を高めるシステムを採用するなど、性能に優れたバイクです。
GSX250E ゴキ 詳細画像
コチラの記事で詳しく解説しています!
東京卍リベンジャーズに登場するゴキってどんなバイク? SUZUKI GSX250E
HONDA – CBR400F
HONDAのCBR400Fは元黒龍(ブラックドラゴン)八代目総長、そして天竺初代総長である黒川イザナの愛車です!
黒龍仕様のCBR400F
作中に登場する黒川イザナのCBRは黒龍仕様となっていて、ブラックの車体をベースにBEET系のパーツでカスタムされています。
現在でもレプリカパーツはありますが、当時物のBEETパーツは今となっては高級品となっています。
CBXやゴキなどヤンチャ系のバイクカスタムパーツとしても超定番だったBEETですが、これを中学生が乗るCBRに付けているというのは凄い!
バルブ可変機構REVを採用したエンジン
CBR400F最大の特徴は新しく採用されたREV(Revolution modulated valve control)。
低回転域では2バルブ、高回転になると4バルブになる可変バルブシステムを採用することにより、全域でのパワーアップに成功しました。
ライダー達を驚かせたのは速さよりも、バルブが切り替わるエキサイティングなフィーリングでした。
回転が上がっていくと、突然排気音が変わり、58psのパワーで猛然とダッシュしていくのですからたまりません。
参考動画
コチラの記事で詳しく解説しています!
東京卍リベンジャーズに登場するシービーアールってどんなバイク?Honda CBR400F
KAWASAKI – GPZ900R
KAWASAKIのGPZ900Rは三途春千夜の東京卍會伍番隊副隊長時代の愛車です!
族車仕様のGPZ
作中に登場する途春千夜のGPZ900Rはピンク色に塗装され、三段シートが付いた族仕様となっています。
他に登場するバイクは400cc以下が多いのに対し、希少な大型クラスのバイクです。
カワサキは72年に発表した Z1の世界的な大ヒットにより「ビックバイクのカワサキ」というイメージを強く植え付けることに成功しました。
しかし高性能化に対応するため、新しいマシンの開発をスタートさせることになります。
驚異の性能を発揮した水冷4気筒エンジン
GPZ900Rが注目を集めたのはそのパフォーマンスでした。
プレスを集めた海外の発表会ではあっさりとゼロヨン10秒台、最高速で約250km/hという数値をマークして世界中のライダーにカワサキの技術がいかに進歩しているかを強烈にアピールすることになったのです。
コチラの記事で詳しく解説しています!
東京卍リベンジャーズに登場するニンジャってどんなバイク?KAWASAKI GPZ900R Ninja
まとめ
東京リベンジャーズに登場するバイクを紹介しました。
どのバイクも現代のバイクには無い魅力をもったものばかりですね!
それぞれの車種を詳しく解説している記事もあるので、気になった方は是非コチラからご覧ください!