【千葉県銚子編】旅ライダーおすすめのツーリングロード&特選スポット10選
公開日:2025.03.05 / 最終更新日:2025.03.24
太平洋に突出した独特の形状が特徴的な銚子半島。
千葉のツーリングスポットとしては南房総界隈が人気エリアのため、若干マイナー感のあるスポットとも言えるが、実は大変奥深いエリアでもあるのだ。
正直、絵に描いたような山岳ワインディングがある訳でもなく、ダイナミックな大展望を望む絶景ロードの宝庫と言える訳でもない。
だが、日本最長の海浜、九十九里浜や最大高約50mにもなる国内最長の断崖絶壁、屏風ヶ浦といったメガトン級の絶景スポットも擁しているのだ。
また、大正12年より営業を続ける銚子電鉄は創業当時の駅舎が現役で現存する“生きた博物館”的な存在。銚子の顔として訪れておいて損はない。
そして、グルメスポットとしても侮れない。
銚子漁港の水揚げは何と国内一位なのだ。
豊富な近海魚と共にマグロやカツオといった回遊魚も名物。
特に美味い生マグロが手軽に頂けるスポットとしても人気なのだ。
派手さは無いが、道・食・文化と奥深い押さえ処の多い銚子。
ふらりと探訪するには絶好のエリアなのだ。
銚子のおすすめツーリングロード
九十九里有料道路
一宮海岸~片貝海岸の約17.4kmの区間をつなぐ有料道路だ。(原付通行不可、220円)
九十九里浜自体は有料道路終点の片貝海岸より更に約40kmも続き、沿岸は九十九里ビーチラインが走っている。
しかし、“ビーチライン”の名称ながら海岸展望は非常に悪く太平洋の展望はほぼ皆無なのだ。
だが、有料道路は九十九里浜直近を走る上、砂丘上に敷設されており展望が非常に良好。
まさに太平洋と共に走る絶好のオーシャンビューが楽しめるバイクロードなのだ。
自動車専用有料道のため2種含む原付は走行不可なのが大変残念だが、名勝九十九里浜を最も楽しめる絶景ロードである事は間違いない。
銚子まではアクアラインより首都圏中央連絡自動車道を経由し終点まで一気に通過する方が早いが、あえて九十九里有料道路を走る方が満足度は圧倒的に違いない。
料金も安く、絶対に走っておくべき千葉の名道なのだ。
銚子ツーリングデジタルガイド
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銚子特選ツーリングスポット10選
屏風ヶ浦
千葉県旭市上永井
銚子連絡道路匝瑳ICより25.7km/42分
全長約10kmにも及ぶ圧倒的な断崖が印象的な絶景スポット。
最高50mにもなる断崖絶壁は別名“東洋のドーバー”と呼ばれており房総の魅力500選にも認定。
危険地帯の上私有地も多いが、銚子マリーナ海水浴場近辺は遊歩道が整備されている。
飯岡刑部岬展望館
千葉県旭市上永井1309-1
銚子連絡道路匝瑳ICより23.1km/33分
屏風ヶ浦の西端、約60mの断崖絶壁上に位置する絶景スポット。
九十九里浜を一望する大パノラマが楽しめる。
太平洋と共に晴天時は富士山まで見渡す展望は感激度抜群!飯岡市の夜景も見事で“日本夜景遺産”にも認定。
朝陽・夕陽の絶好スポットでもある。
犬吠埼灯台
千葉県銚子市犬吠埼9576
銚子連絡道路匝瑳ICより35.7km/50分
140年以上現役として健在な白亜の様相が美しい灯台。全高約32mの煉瓦造で明治7年に建造。
“日本の灯台50選”に選定された上、国定重文にも認定されたAランク保存灯台。
その上、“世界灯台100選”にも認定された世界的に貴重な文化財だ。
九十九里 吉崎浜
千葉県匝瑳市吉崎4888-15
銚子連絡道路匝瑳ICより8.8km/12分
目前に広がる太平洋の大海原。九十九里浜と太平洋の解放感を同時に体感できる抜群のポイントだ。
普段は釣り人やサーファー達で賑わう海岸だが、黄昏時は黄金色に輝く太平洋を楽しめる絶好のスポット。
黒潮の香りを存分に味わおう!
銚子ポートタワー
千葉県銚子市川口町2-6385-267
銚子連絡道路匝瑳ICより36km/60分
全高57.7m、銚子市・太平洋を一望できる総ガラス張りのツインタワーだ。
エレベーターもガラス張りで解放感も抜群。
土産物店やレストランも併設されており、銚子漁港直送の海鮮を楽しむ事も可能だ。
9:00~17:30/18:30、木曜休、420円
外川駅
千葉県銚子市外川町2丁目
銚子連絡道路匝瑳ICより35km/50分
銚子電鉄の終着駅。現在も大正12年開業当時の面影を残す木造平屋建ての駅舎だ。
硬券入場券や各種銚子電鉄グッズの展示・販売も行っており、外川駅オリジナルのグッズも購入可能。
文化財級と言える本物の現役レトロ駅舎は見応え抜群!
外川駅の留置線に保存されているデハ801電車。
昭和25年に製造された機関車で伊予鉄道より昭和60年に譲渡された車両だ。
平成22年まで営業運転を行っていたが、現在は静態保存されており無料で見学が可能。
鉄道ファンの聖地としても有名だ。
ヤマサ醤油工場見学センター
千葉県銚子市妙見町2570
東関東自動車道佐原香取ICより39.2km/55分
銚子市に本社を置き1645年(江戸時代初期)より醤油醸造を行うヤマサ醤油の見学施設だ。
要予約ながら製造工程詳細を見学できる上、卓上醤油のお土産も貰える。
また、売店では各種グッズの購入も可能。充実感抜群の体験ができるぞ。
飯岡温泉グロリア九十九里浜
千葉県旭市下永井809-67
銚子連絡道路匝瑳ICより21.3km/29分
個性的な茶褐色のモール泉を楽しめる温泉ホテル。
モール泉とは褐色の腐植物質を含む温泉の事。
療養泉としての区分は無いが特徴的なその泉質はファンも多い。
泉質は一般的なナトリウム-炭酸水塩泉だが、クリアな茶湯を存分に楽しもう。
15:00~19:40、平日600円 ※土日祝700円
賞味期限58秒ぬれせん誕生の店 路地裏の柏屋
千葉県銚子市港町1758
東関東自動車道佐原香取ICより39km/58分
醤油ベースのタレが浸み込んだ柔らかめの“濡れせん”は銚子界隈の名物だ。その発祥店がこちら。
大正4年創業の老舗で近隣を含め県外のファンも多い人気店だ。
特に賞味期限58秒と銘打つ“ゆげたち”は出来立てがお勧め。煎餅の概念が変わるぞ!
元祖今川焼 さのや
千葉県銚子市飯沼町6-7
東関東自動車道佐原香取ICより39.8km/57分
今川焼の銘店として銚子で愛される穴場的な店。
創業は明治40年と歴史の結晶と呼べる今川焼が楽しめる。
皮は薄めで中には甘さ控えめの餡がぎっしり。そしてとにかくブ厚い。
厚さと直径がほぼ同じというボリューミーさに驚愕!熱々を頂こう。