【茨城県・筑波山周辺】旅ライダーお勧めのツーリングロードと特選スポット10選
公開日:2024.03.08 / 最終更新日:2024.04.24
北関東定番の観光&ツーリングスポットの一つとして有名なのが筑波山。
古来より山岳信仰の地であった事と山頂より望む素晴らしい展望。そして山頂までケーブルカーやロープウェイによって一気に登頂可能な事が北関東の一大観光名所の一つとして有名になった要因だろう。
まさに“西の高尾山と東の筑波山”といったトコなのだ。
また、周辺は広大な平野部に囲まれており、独立峰的な特徴的な様相も(連山の一角であり独立峰ではない)人気の一つだろう。
平野部から望む筑波山も中々美しく、筑波山を望む名スポットも多い。
茨城県民の心に刻まれた原風景とも呼べるに違いない。周辺道路は高規格に整備されたルートも多い。
日本風景街道として指定された絶景ロードもあり、北関東のバイクツーリングスポットとしては恰好の地域と言える。
“さと”と“まち”が育んできた深淵な歴史を醸す地域。
展望だけでなく、周辺地域の趣を楽しみながらのツーリングがお勧めだろう。
しかし筑波山麓の一部ルートは二輪通行規制が現在も行われており、初訪問の場合は特に要注意だ。
ハイライト爽快ツーリングロード
県道199・138・150・42号“フルーツライン”
概ね筑波山地東側に沿って走る県道ルート。総延は約40kmで常磐道土浦北ICより筑波山へ向かうメインルートとなる。
全線幅広2車線で高規格に整備されており、交通量は多いながらも快走を楽しめる。
緩やかなアップダウンを繰り返しつつ田園地帯を縦貫する様相で“絶景道”とまではいかないが、風景変化が多彩で飽きの来ない良道と言えるだろう。
注意すべきは二輪通行規制区間がある事。途中に朝日峠と道祖神峠の2つのピークポイントがあるが、どちらも峠区間は二輪通行禁止なのだ。
朝日峠の場合は朝日トンネルが縦貫しており問題なく通過は可能だが、北側の道祖神峠は完全に通過不可能。
迂回が必要な上、二輪を対象とした取り締まりもあり十分な注意が必要だ。
とは言え、日本の原風景を想わせる趣が魅力のツーリングロードと言えるだろう。
県道7号石岡筑西線
筑波山地を縦貫し石岡市と筑西市を連絡する約35kmのルート。
筑波山地を超える上曽峠区間は1.5車線道もあるが、概ね幅広2車線の快走ルート。
展望区間は無いが、こちらも田園地帯を抜ける風景変化の多彩な道だ。フルーツラインと比べると若干鄙びた感があるが、ツーリングを楽しむのが目的ならば、風景的にはよりマッチしているかもしれない。
筑波山脈を縦走し加波山方面へ向かう林道北筑波稜線へのアプローチルートでもあり、利便性も高く山稜ロードの基線とも言えるルート。
山岳路的な雰囲気ながら、概ねは林間ルート。山岳スカイラインのような展望は望めないながら、快走路の上適度なテクニカルさが魅力。
ふらりと走りに行きたい時にお勧めの気軽に走れるバイクロードと言えるだろう。
ツーリングスポット10選デジタルガイド
筑波山周辺の二輪通行止区間がMAPに一発表示!
https://www.google.com/maps/d/viewer?hl=ja&hl=ja&mid=1YXOLbv1deky8k_Nkq3E17naM91ecGos&ll=36.2117339439927%2C140.13625040709456&z=11
ツーリングスポット10選 ~茨城県・筑波山周辺~
筑波山(女体山)山頂
茨城県つくば市筑波
常磐道土浦北ICより20km/30分
筑波山は山岳信仰や絶景ポイントとして北関東屈指の観光地の一つだ。
しかし、周辺道路は二輪通行規制が多く、バイクで訪れるには少々不便。
特に山頂へはこちらからのケーブルカー利用が基本となる。
標高は877mと決して高峰ではないが、頂上からは関東平野一望の大パノラマが楽しめる。
定番観光地ではあるが、一度は訪れておくべきスポットだ。
石岡市パラグライダー離陸場(林道北筑波稜線)
茨城県石岡市上曽
北関東自動車道笠間西ICより21km/38分
筑波山と峰続きで繋がる加波山は、筑波山より地名度は低いものの通行制限が無く、ライダーにとってはこちらの方の人気も高い。
山稜をトレースするルートは林道北筑波稜線をメインとする約23kmの舗装狭路だが、途中のパラグライダー発着場は東西に大展望が望める密かな絶景スポットだ。
弁当持参がお勧め。休日のぷらっとツーリングに最適だろう。
筑波山梅林
茨城県つくば市沼田4
常磐道土浦北ICより20km/35分
筑波山麓に位置する定番の観光スポット。
バイクで訪れる事が可能な筑波観光ケーブル鉄道の発着駅付近にあり、筑波山観光のポイントとして見逃せない。
広大な山裾に咲き乱れる梅林はまさに圧巻!旬は2月~3月上旬。
晴天時はスカイツリーも遠望できる展望スポットでもある。
1000本を超えるあじさいの名所としても知られており、梅雨時期も見物だ。
小貝川ふれあい公園
茨城県下妻市堀篭1650-1
常磐道谷和原ICより28km/45分
比較的マイナースポットだが、圧巻の花園に感激するスポット。
小貝川沿いに整備された広大な敷地には約300万本もの花々が植えられており、春の開花時期には見渡す限りの花園となる。
地域のハイライトイベントである小貝川フラワーフェスティバルに合わせて訪れてみよう。
また、秋に見頃を迎えるコスモスの花絨毯も見事。感激間違い無しだ。
母子島遊水池
茨城県筑西市飯田
北関東自動車道桜川筑西ICより18km/30分
小貝川ふれあい公園の8km程北側に位置する遊水地。
昭和61年の小貝川水害による治水事業として整備された人工池だ。
周囲には桜が植樹されており桜の穴場としても人気だが、静かな水面に映る筑波山が魅せる“逆さ筑波山”が一番の名物だ。
また2月と10月、筑波山山頂から太陽が昇る“ダイヤモンド筑波山現象”を鑑賞できるポイントとしても人気だ。
下妻駅前商店街
茨城県下妻市下妻乙
常磐道谷和原ICより28km/45分
筑波山南西部に位置する下妻市は常陸牛やクラフトビール等が名産だが、全国的知名度は高いとは言い難い。
しかし、約20年前に公開された映画“下妻物語”ではメイン舞台として全国デビューを果たしていたのだ。
下妻駅や駅前商店街はまさにロケ地そのもの。ロケ地巡りツーリングとして訪れるのも面白い。DJ1-Rで行くのが流儀かも!?
雨引観音 楽法寺
茨城県桜川市本木1-11
北関東自動車道桜川筑西ICより8km/13分
587年に創建されたと伝承される古社。国定重文指定されている秘仏“木造観世音菩薩立像”は平安時代前期の作。
8本の手を持つ特異な観音像で、4月第一日曜に開扉される。
また江戸期の商人、紀伊国屋文左衛門が商売繁盛を祈願して植えた“宝生の松”も山中に現存。
全国的な知名度が高い訳ではないが、深淵な足跡と趣を感じられる参拝スポットだ。
大宝八幡宮
茨城県下妻市大宝667
常磐道谷和原ICより28km/45分
関東最古の八幡宮と言われており、源頼朝や平将門も参拝したと伝承されている。
藤原時忠が東方平定鎮護の神として宇佐八幡宮を勧請し、701年に創建されたと伝承されている。
また、宝物殿には大宝沼干拓の際発見された古墳時代の丸木舟や刀剣類も展示。
地域の歴史足跡を偲ぶ文化財も見学可能だ。ツーリングの安全祈願に立ち寄るのもお勧めだろう。
ハンバーグレストラン ペンギン
茨城県桜川市真壁町塙世560-1
北関東自動車道桜川筑西ICより10km/15分
地元で大人気のレストラン。筑波山帰りに立ち寄るという県外ファンも多い。
名物は全量国産黒毛和牛を使用した俵ハンバーグ。ソースではなく塩で頂くシンプルなスタイルだが、肉の上質さが逆に際立つ。
ジューシーな肉汁が引き立たせるハンバーグ本来の美味さに驚愕!地元客も非常に多く、休日は混雑必至ながら一度は行っておいて損はない名店だ。
バイク王つくば絶版車館
茨城県つくばみらい市小絹120
常磐道谷和原ICより2km/5分
店舗情報
店舗詳細ページ: https://www.8190.jp/shop/70000854
定休日: 木曜
営業時間: 10:00~19:00
TEL: 029-721-8190
筑波山周辺のツーリングで使用頻度の高いICの一つが常磐道谷和原IC。
そこより約5分でアクセス可能な場所に立地するのがバイク王つくば絶版車館だ。
北関東屈指の旧車展示数と在庫台数を誇っており、ネイキッドやスポーツから原付に至るまで幅広い絶版車をラインナップ。もちろん車両見学だけでもOKだ。
各車の整備は熟練のスタッフ達により広く綺麗な整備ブースで行われており安心感も抜群!
筑波サーキットも含め、周辺のツーリング時にはぜひ立ち寄ってみよう。
また、ラインナップには入れ替わりがあるため、掲載した画像に写っている車両が並んでいない可能性があることをご留意いただきたい。
バイク王つくば絶版車館の在庫情報はこちらから確認することができるため、訪れる前にどのような車両が並んでいるか確認しておくのも良いだろう。