涼しいだけじゃない! 真夏にオススメのバイク用ウェア
公開日:2021.05.19 / 最終更新日:2021.06.07
夏本番を迎える前に用意しておきたいウェアと言えば、高機能なインナーウェアやアンダーウェアです。もはや暑さをしのぐだけでは不十分なこのジャンル。涼しくて快適かつ安全な夏用装備を追求しましょう。
1.水冷インナーに革新! 化粧品メーカーとのコラボウェアが登場
走行風を使い、水や氷水を冷却することで体を冷やすという水冷インナーウェアがあります。2021年に発表されたアールエスタイチの「リキッドウインド」は、化粧品メーカーとしてお馴染みのマンダムとの共同開発により誕生しました。特許出願中の冷却システムは、腰に装着したスプレーボトルから冷却水をアンダーシャツに送水し、胸・背部に走行風を当てることで集中冷却するというものです。
送水するのはただの水ではなく、マンダムと共同開発されたリキッドウインド専用冷却水「ギャツビーリキッドウインド ウォーター(単品300ml/税別600円)」です。マンダム独自の「Kai-tech Air(快テックエアー)技術」により清涼成分(メントール)配合の冷却水がひんやりとした冷たさを長時間持続します。冷却水は無香料ですが、ダブルに配合された消臭成分のおかげで、汗の臭いが気にならないのもポイントです。
リキッドウインドを使うには、専用のアンダーシャツとスターターキットが必要です。また、専用のメッシュベストもオプション販売されており、冷却効果をさらに高めることもできます。
●アールエスタイチ「RSP500 リキッドウインド スターターキット」
■DATA:※写真左はパッケージ状態、写真右は冷却水単品
価 格:5,500円・税別
内 容:RSP504ベルト&ポーチ×1、RSP503スプレーボトル×1、RSP501冷却水×1、RSP502
送水チューブ×1 ※それぞれ単品購入が可能
URL:https://www.ec.rs-taichi.com/rsp500.html
●アールエスタイチ「RSU500 リキッドウインド アンダーシャツ」
■DATA:
価 格:4,300円・税別
カラー:グレー
サイズ:S、M、L、XL
機 能:通気性、吸水速乾、伸縮性、UVカット
URL:https://www.ec.rs-taichi.com/rsu500.html
■DATA:
価 格:5,300円・税別
カラー:グレー
サイズ: M、L、XL
機 能:通気性
URL:https://www.ec.rs-taichi.com/rsu501.html
2.インナー・アンダーウェアの機能と選び方のポイントとは?
ジャケットの下に着るインナーウェアやアンダーウェアも高機能をうたったものが販売されています。なお、インナーウェアとは、下着の上に着用するものを指しており、アンダーウェアと明確にうたってあるものは、地肌の上に直接着るものを指します。製品によっては曖昧なものもあるので購入前によく確認してください。
夏用インナーウェアを着ることの目的は、吸汗速乾(吸水速乾)素材による「下着やインナーを汗で濡れたままにしない(体温低下や不快感を防ぐ)」こと、伸縮素材による「肌にまとわりつかずに動きやすさを確保する」こと、さらにはUVカット素材による「日焼けを防ぐ」ことなどがあります。
<汗を吸った後に臭わない素材を選ぶ>
ですが、もうひとつ、大きな目的があります。それは「汗を臭わせない」ということです。特に、40代以上の方には、ウェア選びの上でとても大きなポイントになります。高機能素材を用いたインナー・アンダーウェアは多数販売されていますが、抗菌防臭加工を施したものは実はそれほど多くはありません。
吸汗速乾をうたう素材の中には、確かに汗はまとわりつかないものの、1時間程度でものすごく臭ってくるものがあります。つまり、体自体はそれほど臭っていないのに、汗を吸った後のインナー・アンダーウェアがものすごく臭ってくるのです。
加齢臭など自分の体臭が気になる方は、インナー・アンダーウェアを選ぶ際には、必ずこの抗菌防臭機能の有無を確認してください。抗菌防臭加工があるだけで価格が数千円も高いことがありますが、コスト以上の効果を発揮してくれます。ここはケチらない方が身のためです。
なお、抗菌防臭ウェアを着るときのポイントは「地肌の上に直接着る」ことです。例えば、上半身であれば、インナーウェアであっても長袖Tシャツのように直接着てください。こうすることで抗菌防臭効果を高めることができます。これをせずに、半袖Tシャツやランニングなど通常の下着の上に抗菌防臭ウェアを着ても、そうした下着自体が臭くなってしまいます。
●アールエスタイチ「RSU320クールライド スポーツ アンダーシャツ」
■DATA:
価 格:9,000円・税別
カラー:ブラック
サイズ:S、M、L、XL、XXL、3XL、4XL
機 能:通気性、抗菌防臭、吸水速乾、伸縮性(T-DRY FIT)、UVカット
URL:https://www.ec.rs-taichi.com/rsu320.html
●アールエスタイチ「RSU321クールライド スポーツ アンダーパンツ」
■DATA:
価 格:8,600円・税別
カラー:ブラック
サイズ:S、M、L、XL、XXL、3XL、4XL
機 能:通気性、抗菌防臭、吸水速乾、伸縮性(T-DRY FIT)、UVカット
URL:https://www.ec.rs-taichi.com/rsu321.html
●アールエスタイチ「RSC115クールライド ヘルメット インナー キャップ (2枚組)」
■DATA:
価 格:2,100円・税別
カラー:ブラック
サイズ:ワンサイズ (55~62cm)
機 能:通気性、抗菌防臭、吸水速乾・伸縮性(MICRO QUBIC)
URL:https://www.ec.rs-taichi.com/rsc115-1.html
3.夏だからこそ必要な「身の安全に直結する快適装備」
<メッシュジャケット専用の防風・防水インナー>
最後に、暑い夏にこそ必要な装備を2点紹介します。ひとつは、メッシュジャケットの内側に着こむ防風・防水インナーです。メッシュジャケットは通気性を重視しているため防水性はありません。通気性を重視しているため、標高が高い所や強風時には体が冷えてしまいますし、雨が降ってきた時にはレインウェアがなければ、あっという間にずぶ濡れになります。
こうしたメッシュジャケットの弱点を補うウェアが防風・防水インナーです。小さく畳めてポケットサイズに収縮できるものが多く、バイクのシート下に入れておくことも可能です。これ一つで体の冷え過ぎを防ぎ、とっさの雨にも対応できます。メッシュジャケット着用時にはぜひ持っておきたいウェアです。
●アールエスタイチ「RSU264防水 インナージャケット」
■DATA:
価 格:5,500円・税別
カラー:ブラック×レッド、ブラック×イエロー
サイズ:S、M、L、XL、XXL、3XL、4XL
機 能:防風・防水性、専用収納袋が付属
URL:https://www.ec.rs-taichi.com/rsu264.html
<通気性の高い胸部プロテクター>
もうひとつは、通気性の高い胸部プロテクターです。メッシュジャケットを着ていても胸部プロテクターを入れていると通気性は損なわれてしまいます。胸元にじわっとたまる汗が不快に感じる方も多いと思います。そこで登場したのが、通気性の高い胸部プロテクターです。まだ、用品メーカー各社から出そろっている状態ではないですが、今後のトレンドになることは間違いないでしょう。
強度を落とさずに快適性を向上することは、すごい技術だと思います。アールエスタイチの「へリンクス セパレート チェスト」はTPUハードシェルとヘリンクスPUフォームの2層式となっており、安全性については、欧州のCE規格「prEN1621-3 level2」(セパレートチェストDCタイプ認可)と国内のJMCA規格「JMCA胸部プロテクター推奨制度 レベル2」の両方をクリアしています。
製品本体には通気孔が多数設けられており、熱気がこもりにくく走行風を取り入れやすい造りになっています。メッシュジャケットとこうしたプロテクターを併用すれば、安全性を損なうことなく真夏のライディングやツーリングを快適に楽しむことができます。
●アールエスタイチ「TRV079 HELINX セパレート チェスト」
■DATA:
価 格:7,200円・税別
カラー:ブラック
サイズ:メンズ
機 能:常時分割式、通気性、CPS(チェストプロテクターシステム)対応
URL:https://www.ec.rs-taichi.com/trv079.html
いかがだったでしょうか。真夏のライディングやツーリングでは熱中症の危険もありますから、肌に触れるインナー・アンダーウェアをさらさらと快適に保ち、皮膚表面の温度を上げない、発汗を妨げないことが重要です。メッシュジャケットと組み合わせて、不安のない装備品で夏場のツーリングを楽しんでください。